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レンジフードの修理費用の相場は?自分でできる?どこに頼むべき?

レンジフードの修理・交換の費用相場を知らないと、悪徳業者にだまされたり、余計な費用がかさんだりすることになるかもしれません。 とはいえ、自分でレンジフードのDIY修理をするのは大きなリスクをともないます。 最適解は、腕のいい確かな業者を選ぶことです。 本記事では、レンジフードの修理費用相場やDIYをおすすめしない理由、適正な業者選びについて解説します。

最終更新日:2024年07月04日公開日:2024年07月04日

目 次

レンジフードの修理費用の相場はどのくらい?

レンジフードは故障しているた箇所によって修理費用が異なります。
部分修理相場は以下のとおりです。
※東京ガス調べ

修理箇所

修理費用相場

モーター

27,500~38,500円(税込)

スイッチ

22,000~33,000円(税込)

ファン

16,500~27,500円(税込)

故障の原因や修理方法も合わせて見ていきましょう。

モーターの修理

モーター修理の相場は、工賃込みで約27,500~38,500円(税込)です。
ファンを回すためのモーターが故障すると、空気を吸い込めなくなってしまい、レンジフードの役割が果たせなくなります。
モーターから異音がする場合、まず下記のような状況でないか確認しましょう。

  • オイル不足
  • モーター内部の回転軸のズレや変形
  • モーターや周辺のサビ

そのまま使い続けると故障の原因になってしまうため、いったんキレイに清掃し、それでも異音が止まらない場合は、専門業者へ点検を依頼しましょう。

スイッチ

スイッチの修理、交換の費用相場は工賃込みで約22,000~33,000円(税込)です。
レンジフードの電源のオンオフがうまくできない場合、スイッチの故障を疑いましょう。

スイッチの故障原因として考えられるのは、断線や回路の焼き付き、ほこりや油などの汚れの付着による接触不良です。
定期的な清掃で汚れなどによる接触不良のリスクを低減できます。
また、スイッチの金具等の劣化によって電源のオンオフができなくなっていることも考えられるため、専門業者への点検を依頼しましょう。

ファン

レンジフードのファンを修理・交換する費用の相場は、工賃込みで約16,500~27,500円(税込)です。
レンジフードを作動させた時に「ブーン」「ゴーゴー」のような異音がしている場合、プロペラファンの故障を疑いましょう。

主なプロペラファンの故障の主な原因は、ファンに付着した油汚れです。
油汚れがつくことで、ファンがベタつき、ほこりが付着して故障につながります。
まずはファンを取り外してキレイに清掃してみましょう。
それでも異音が鳴り止まない場合、他の原因が考えられるため、専門業者へ修理の依頼が必要です。

レンジフードの修理は自分でできる?

ここまでレンジフードの部分修理と相場について解説しましたが、「自分で修理できるのでは?」と考えた人も少なくないでしょう。
結論から述べると、清掃等簡単な作業は自分でできますが、DIYでの修理はおすすめしません。
その理由を説明します。

部品交換などはDIYが難しい

レンジフード本体重量が重く、落下事故などで大ケガにつながりかねないため、部品交換などのDIYはおすすめできません。

たしかに、レンジフードの部品はインターネットで簡単にお手頃価格で購入できます。
しかし、専門知識や工具も必要なので、結局時間と施工道具の費用等がかかってしまい、非効率です。
また、古い部品を処理する際は、粗大ゴミの廃棄手続きが必要になってくるので、余計に手間がかかってしまいます。

ダクト工事は専門知識が必要

レンジフードの修理では、ダクト工事が絡む可能性があります。
ダクト工事には専門知識や技術が必要で、素人ではなかなか思ったようにDIYができません。
ダクトの接続ミスによる廃棄漏れ、折れによって換気能力が低下することも考えられます。

また最悪の場合、部屋の換気ができなくなり、一酸化炭素中毒や火災の原因にもなりかねません。
無理して自分でDIYするのではなく、専門的な知識と技術を持った業者に依頼しましょう。

配線工事には電気工事士の資格が必要

レンジフードを取り付ける際、配線工事には電気工事士の資格が必要です。
無資格での配線工事は、感電事故や本体の破損につながります。

DIYができるのは、配線工事を必要としない、コンセントに接続するプロペラ式の換気扇くらいです。配線工事が不要なのでDIYが
配線工事をともなう場合は、必ず専門業者へ依頼し、有資格者なのか確認してから施工してもらいましょう。

故障の原因がわからない場合はプロに任せた方がよい

レンジフードの故障原因がわからない場合は専門業者に依頼しましょう。
むやみに配線をいじると、症状がさらに悪化してしまうこともあります。
また、自分でレンジフードを解体した際に、ネジ等の部品を紛失するようなことがあると、部品購入のための余計な費用と時間が必要になってしまうのです。

専門業者は不具合原因を的確に特定し、正しい手順でレンジフード、換気扇を設置してくれます。
レンジフード交換の注意点は以下の記事を参考にしてください。

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レンジフードの修理はどこに頼む?

レンジフードの修理

レンジフードの修理は、状況によって依頼する業者が異なります。
依頼先になるのは下記4業者です。

  • 製造メーカー
  • ガス会社
  • 家電量販店・ホームセンター
  • リフォーム会社

それぞれにメリットデメリットがあるので、詳細を解説します。

製造メーカー

比較的新しいレンジフードで、保証書に記載されている期間内であれば、メーカー修理窓口に依頼しましょう。
メーカーではレンジフード本体の交換は受け付けていないため、修理依頼でない場合は他の業者に依頼する必要があります。

また、レンジフードが古い場合、修理に必要な部品の製造を中止していることもあるため、注意が必要です。
修理部品の保持期間は製造中止から10年です。

ガス会社

ガスコンロの交換と同時にレンジフードの交換も行うことも多いため、ガス会社に依頼する人も少なくありません。
大手ガス会社であれば、専門性があるので安心して修理依頼ができます。

ただし、工事費用は他の業者と比較して割高です。
大手ならではの安心感を買いたいと考えた場合の依頼先になります。

家電量販店・ホームセンター

家電量販店・ホームセンターで依頼するメリットは、以下の3点です。

  1. 交換する場合、展示されている実物を見て選ぶことができる
  2. 他の家電製品や生活用品の買い物ついでに相談できる
  3. 現場調査から見積もりまで時間があるので、比較検討ができる

家電量販店やホームセンターでは、基本的に提携している外注業者が施工します。
店舗スタッフはガス機器に詳しくなく、思っていた情報が得られないこともあるでしょう。

リフォーム会社

修理ではなく、本体交換をしたい場合は、リフォーム会社への依頼も可能です。
ただし、リフォーム会社によっては、水回り一式・家全体などの大がかりなリフォームが得意なため、レンジフード単品の工事を受けてくれない場合があります。
事前に確認するようにしましょう。

まとめ

レンジフード

レンジフードの修理についてまとめます。

  • レンジフードの修理費用相場※は、修理箇所によって変わる
    ※モーター:27,500~38,500円、スイッチ:22,000~33,000円、プロペラファン:16,500~27,500円(一例)
  • 修理を自分でやるのは、リスクが高く、むしろ問題を悪化させる可能性もあるので辞めておくべき
  • 修理を依頼するなら、メーカー、ガス会社、家電量販店・ホームセンターに依頼
    ※本体交換を考えているならリフォーム会社もおすすめ

レンジフードの修理をどこに依頼するかは、業者の特徴を考慮した検討が必要です。
本記事を参考に、適正な価格で間違いない修理をしてもらえる業者を選びましょう。

レンジフード

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます