この記事でわかること
- パロマのウィズナとフェイシスの違いがわかる!
- ウィズナとフェイシスの比較ポイントがわかる!
- リフォームのプロが考えるウィズナとフェイシスのどっちを選べば良いかがわかる!
パロマのウィズナとフェイシスの違いは?
同じパロマが展開している商品であるため、どのような違いがあるか分からない方も多いのではないでしょうか。
ウィズナとフェイシスについて、設備、デザイン、機能、価格の面から比較してみました。
オプションの違い
オプションの違いは大きく分けて2点です。
- ラ・クックグランが同梱されているかどうか
- ゴトクが選択できるかどうか
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ラ・クックグランが同梱されているか
パロマのコンロは、グリル庫内を汚さない調理器の「ラ・クック」や「ラ・クックグラン」が人気です。
このラ・クックグランですが、フェイシスには同梱されており、ウィズナには同梱されていません。
ウィズナで、ラ・クックグランを使用したい場合には、別で購入する必要があります。
また、別売品になりますが、更に上位の調理器具としてラ・クックグランポットがあります。
このラ・クックグランポットはフェイシスのみ対応しています。
ゴトクが選択できるかどうか
ゴトクのような細かいパーツのカスタマイズにも違いがあります。
ウィズナの場合にはゴトクの選択ができず、全て黒色のホーローゴトクです。
それに比べてフェイシスは選択した天板のデザインにもよりますが、黒色のホーローゴトクの他にシルバーのステンレスゴトクを選択することができます。
ステンレスゴトクは光沢があり、清潔感のある印象を与えてくれます。
デザイン面でステンレスを選びたいのであれば、フェイシスにする必要があります。
ただ、ステンレスゴトクで一つ注意しておきたいことが変色です。
ステンレスゴトクは、使用を続けることで、徐々に先端が焼き付いて茶色く変色します。
ホーローゴトクも同様に変色しますが、元々黒色であることから、目立ちにくくなっています。
デザインの違い
デザインの違いについてはカラーバリエーション、フェイスパネルの素材、ヒートカットトップの3点です。
それぞれに分けて解説します。
カラーバリエーション
ウィズナとフェイシスのカラーバリエーションは以下の通りです。
フェイシス | ウィズナ |
---|---|
4色
| 3色
|
カラーバリエーションでは、フェイシスの方が豊富になりました。
ただ、どちらのコンロもデザインの良さが評価を受けています。
ウィズナはグッドデザイン賞を受賞、フェイシスはグッドデザイン賞とキッズデザイン賞の2つを受賞しています。
ウィズナもフェイシスもキッチンになじみやすいカラー展開なので、イメージに合った方を選択するのが良いでしょう。
フェイスパネルの素材
デザイン性の違いとして、フェイスパネルの素材の違いも挙げられます。
フェイシスのフェイスパネルにはヘアライン調のステンレスが採用されており、ウィズナには樹脂製のフェイスパネルが採用されています。
ステンレス製のフェイスパネルは耐久力に優れており、汚れも落としやすいことから、お手入れ性にも優れています。
キレイが長持ちすることを鑑みると、清潔感のある印象を与えてくれるといえるでしょう。
その一方で、ウィズナに採用されているフェイスパネルのカラーは、ジュエルシルバーで光沢感のあるコーティングが施されており、高級感のある印象を与えてくれます。
フェイスパネルにはそれぞれ特徴があることから、好みのデザインのものを選定することをおすすめします。
ヒートカットトップの有無
ヒートカットトップとは、バーナーから発生する輻射熱(ふくしゃねつ)を抑えることで、油汚れが固着することを防ぐことができる機能です。
この機能があることで、汚れがたまりやすいバーナーの周りにも、汚れがこびりつきづらくなるため、お手入れがラクになります。
このヒートカットトップの搭載についても2機種で違いがあります。
フェイシスとウィズナのトッププレートにはクリアガラストップとハイパーガラストップの2種類があります。
ウィズナの場合、ヒートカットトップが搭載されているのはハイパーガラストップのみですが、フェイシスの場合にはどちらのトッププレートにも搭載されています。
トッププレートのデザインや機能にこだわりたい場合には、フェイシスの方が良いかもしれません。
機能の違い
フェイシスとウィズナは同クラスの製品ということもあり、共通して設置されている機能は多いです。
タイマーが2口同時可能な点や、オートメニュー機能、コンロ30分あんしんモード、感震停止機能などはどちらにも備わっています。
ここで2機種の違いとして差がついているのが「アプリでの自動調理」機能です。
専用調理アプリを使えい、手順に従うだけで火加減を自動調整し調理できます。多彩なレシピも定期的に自動配信され、調理器具での絞り込みや食材から検索もできます。
このアプリ調理機能は、フェイシスは対応していますがウィズナにはついていない機能です。
より多彩なレシピを楽しみたいなら、フェイシスを選ぶと良いでしょう。
価格の違い
ウィズナとフェイシスでは、フェイシスの方が一つ上のグレードモデルとされています。
「東京ガスの機器交換」での販売価格(税込)を見てみると下記の表の通りです。
上記の通り、販売価格で見ると約2万円の差です。
フェイシスにはラ・クックグランが同梱されているので、調理器具が必要かどうかで比べてみるのもいいでしょう。
2024年6月時点の価格です。同じ商品シリーズにおける最低の販売価格を表示しています。異なる商品の価格は商品ページ内でご確認ください。
商品のみの販売はしておりません。追加工事費がかかる場合があります。基本工事費の内訳は、こちら
パロマのウィズナとフェイシスはどちらがよい?
結論から申し上げるとフェイシスの方がおすすめです。
機能や設備に関しては明確にフェイシスの方が優れていました。
また、好みが分かれる点に関してはデザインといえるでしょう。
価格に関しては、ウィズナの方が安価ではありますが、機能差や、ラ・クックグラン同梱な点を考えると価格差以上の価値があると考えます。
また、ウィズナでラ・クックグランを付ける場合、メーカー希望小売価格で11,990円かかります。
ウィズナにラ・クックグランを別売りで購入するのが良いという意見も聞きますが、それであれば機能が豊富なフェイシスの方がパフォーマンスが高いでしょう。
パロマのウィズナとフェイシスの違いまとめ
今回はパロマのガスコンロ、ウィズナとフェイシスの違いについて紹介しました。
改めてまとめると、ウィズナとフェイシスには以下のような違いがあります。
- ラ・クックグランはフェイシスのみ同梱
- クリアガラストップにヒートカットトップが搭載されているのはフェイシスのみ
- 揺れを検知しての自動消化機能「感震機能」がついているのはフェイシスのみ
- ステンレスゴトクが選べるのはフェイシスのみ(ウィズナはホーローゴトク)
- カラーバリエーション展開はフェイシス4色、ウィズナ3色
- フェイスパネルも2機種で異なるので見た目的な好みは分かれる
- 東京ガスの機器交換での販売価格は、2万円程度ウィズナの方が安い
このようにそれぞれの商品には違いがありますが、違いを知って自分にとってベストな商品を選ぶことが大切です。
パロマのビルトインコンロについてより詳しく知りたい方はこちらのリンクも読んでみて下さい。
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コンロの耐用年数注)は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。
コンロの交換費用は10万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、一回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。
注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。