この記事でわかること
- ガスコンロのグリルがつかない原因がわかる!
- ガスコンロのグリルがつかないときの対処法がわかる!
- ガスコンロのグリルの異常が自分で対処できるかがわかる!
ガスコンロのグリルがつかない原因と対処法
ガスコンロのグリルがつかない原因はさまざまですが、使用状況やグリルの状態から判断すれば、原因が絞れます。
以下8つの原因のどれかに当てはまらないか確認し、当てはまるものが見つかったら、それに応じた対処法を試してみてください。
電池の消耗
グリルにある電池マークのランプが点滅してグリルがつかないのであれば、電池が消耗しきった状態です。
ガスだけでは燃え続けることはできても点火はできないため、多くの魚焼きグリルでは電池を使って点火したり安全装置を動かしたりしています。
そのため、電池が消耗すると、グリルがつかなくなります。
普段から乾電池の予備を用意しておき、電池マークのランプが点滅したら電池を交換し普段から乾電池の予備を用意しておきましょう。
電池の交換は以下の方法でできます。
- 電池ケースを開けて古い電池を取り出す
- 同じサイズの電池をセットする
- ケースを閉じてランプが消えたことを確認する
100ボルトの電源ケーブルに接続するタイプもあるため、電池交換をする際は取扱説明書に従ってください。
グリル過熱防止機能
グリルが高温になった状態で火がつかなくなったなら、それは過熱防止機能が作動したためでしょう。
魚焼きグリルには火事を防ぐための過熱防止機能がついており、グリルを連続で使用したり空焼きをしたりして、庫内の温度が異常なほど上昇した際に自動で消火します。
グリル内の温度上昇が原因なら、庫内の温度が下がれば再度火もつけられるので、点火スイッチをオフにして庫内が冷めるまで5分ほど放置しましょう。
過熱防止機能の作動が原因の場合、修理や交換などの必要はありませんが、火事につながる恐れもあるので空焚きや連続での使用はしないでください。
センサー類の汚れ
火がついても、すぐに消えてしまうという場合は、センサー類の汚れが原因となっている可能性を疑います。
グリル内には温度を感知して制御するセンサーなどがありますが、汚れていると正しく機能しなくなることがあります。
このような不具合を起こさないためにもで、定期的に庫内の掃除を行いましょう。
ただしセンサー類の位置は製品ごとに異なり、部品によっては触ると正しく機能しなくなることもあるため、掃除をする前に取扱説明書をよく確認してください。
日常点検やお手入れの道具については、リンナイの公式サイトで確認できます。
立ち消え安全装置やマグネットの故障
全く火がつかない、または火がついてもつまみやボタンから手を離すと消えてしまう場合は、マグネットが故障しているか、立ち消え安全装置が作動しているためという可能性があります。
マグネットによって本来開いたままになるべきガスの通り道がありますが、磁気が弱まると、ガスの通り道が閉じてしまい、火がつかなくなります。
もう一つの可能性は立ち消え安全装置が作動したケースです。
グリル内にあるバーナーが故障して火がつかないときは、立ち消え安全装置が作動してガスが遮断されてしまいます。
マグネットが故障した場合は交換する必要があり、修理費用は交換する部品により変わりますが、5,000円〜20,000円くらいであることがほとんどです。
ガスコンロの立ち消え安全装置やマグネットの故障については、以下の記事で原因や対処法を詳しく解説しているのでご覧ください。
2024年09月24日
ガスコンロのスイッチの手を離すと消える原因は何?対処法は?
ガスコンロのスイッチから手を離すと火が消えてしまって困っていませんか? これはガスコンロの調子が悪くなると、よく発生してしまう現象です。 自分で簡単に直せる場合もありますが、原因によっては修理や交換が必要なケースもあります。 この記事では、ガスコンロの火が消えてしまう原因とその場合の対処法を詳しく解説します。
扉の開閉
正常に使えていたのに突然火が消えてしまった場合は、グリルやキャビネットの扉の開閉が原因かもしれません。
グリルやキャビネットの扉を素早く開閉すると、グリルのセンサー類に影響を及ぼします。
機種によっては扉を開けただけで火が消えてしまうこともあります。
例えばノーリツのガスコンロにある「プレートルック機能」は、グリルの扉がきちんと閉まっていないと火がつかないようにする機能です。
このケースでは、グリルの扉がきちんと閉まっているか確認し、調理中はグリル周りの扉をゆっくりと開閉するようにすれば正常に使えます。
調理メニューを間違えている
グリルの自動調理メニューを使っていた際に火が消えたなら、調理メニューを間違えたためかもしれません。
最新のガスコンロのグリルには自動調理メニューがついているものがありますが、選んだモードと調理器具が合わない場合、自動的に火が消える仕様になっていることがあります。
自動調理メニューを使う際は、ココットプレートのように専用の調理器具を使うモードもあるため、モードに合った調理器具を使っているかも確認して調理してください。
余熱調理モードに切り替わった
グリルのオート調理モードを使って調理しているうちに火が消えていた場合は、余熱調理モードに切り替わった可能性があります。
余熱調理モードとは、グリル内の余熱を利用して食材の中まで火を通す調理方法なので、扉を開けてしまうと熱が逃げて、中まで火が通らなくなってしまいます。
余熱調理モードに切り替わったのであれば、故障ではなく調理中なので、火が消えても焦らず、終了の合図があるまでグリルの扉は開けずに待ちましょう。
ガスメーターの遮断
ガスの使用中に地震の揺れを感知するなど異常が発生したあとは、安全確保のためガスメーターが遮断されます。異常が発生したり安全確保のため
ガスメーターの液晶パネルに遮断した理由がA・B・Cで表示されるので、ガスの匂いがするなど異常がなければ、メーターを確認して復帰ボタンを押すことでガスが使えるようになります。
ただし、メーターに異常を知らせる旨の表示がある場合は、危険を伴う場合もあるので、ガス会社に連絡してしっかりと確認をするようにしてください。
ガスコンロのグリルがつかない場合のまとめ
ガスコンロのグリルがつかない場合は、修理や交換をする前にまず原因を把握することが大切です。
グリルに火がつかない主な原因は以下の8つです。
- 電池の消耗
- 過熱防止機能の作動
- センサー類の汚れ
- 立ち消え安全装置やマグネットの故障
- グリルやキャビネットの扉の開閉
- 調理メニューの間違い
- 余熱調理モードへの切り替え
- ガスメーターの遮断
多くの場合、ちょっとした掃除や調理方法の変更などで問題は解消します。
ガスコンロのグリルがつかないときは、原因を特定し正しく対処しましょう。
修理か交換かは利用年数で判断することがおすすめです!
コンロの耐用年数注)は約10年です。10年以上経過している場合、故障の頻度も増えていきます。
トラブル発生時は「修理」と「交換」の要望はほぼ同じですが、最終的な解決方法は10年を境に差が出てきます。ご利用年数が10年以下なら修理、10年以上なら交換することをおすすめします。
注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。