ガスコンロはどこで買うのが安心・お得?費用の目安も解説

ガスコンロはどこで買うのが安心・お得?費用の目安も解説

ガスコンロをどこで買うか迷っている方向けに、ガス会社、ガス機器販売会社、ホームセンターなどガスコンロを購入できる場所と、購入先の選び方を紹介します。交換費用の目安や、購入費用の負担を軽減できる制度についても紹介するので、ガスコンロの交換を検討している方は、ぜひご覧ください。

最終更新日:2025年02月13日公開日:2025年02月13日

目 次

この記事でわかること

  • ガスコンロの購入先による違いがわかる!
  • ガスコンロの選び方のポイントがわかる!
  • ガスコンロの交換の費用がわかる!

ガスコンロの主な購入先

ガスコンロの主な購入先には、以下の7つがあります。

  • ガス会社
  • ガス機器販売会社
  • ホームセンター
  • 家電量販店
  • リフォーム会社
  • リサイクルショップ
  • オンライン・ネット通販

ここではまず、各購入先の傾向や、どんな人におすすめか紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ガス会社|安心・確実な買い替えをしたい方におすすめ

ガスタンク

ガスの専門家といえば、まずガス会社を思い浮かべる人も多いでしょう。ガスコンロの交換・取り付けはガス会社でも取り扱っています。取り扱いのラインアップは比較的限られるものの、製品選びから設置工事までを一貫してガス機器のプロに任せられるのがメリットです。

ガス機器は取り扱いを間違えると健康や安全にリスクが生じる恐れがあるため、設置工事は信頼できる業者を選ぶのが大切です。安全性を重視して、確実かつスムーズに交換したい人にはガス会社でのコンロ交換がおすすめです。ほしい製品が決まっている場合は、取り扱いがないか確認してみましょう。

ガス機器販売会社|手厚いサポートが欲しい方におすすめ

ガスコンロ ショールーム

ガス機器販売会社とは、ガスコンロを専門的に取り扱っている店舗のことです。ラインアップも豊富で、主要なガス機器メーカーから用途や好みのデザインの商品を探せます。

さらに他の小売店に比べてガス機器に関する専門知識が豊富なので、ガス機器の比較・使い方・施工方法など、手厚い説明を受けられるのがメリットといえるでしょう。また、イベントやショールームでは実際に商品に触れながら見た目や使い勝手を確かめられます。アドバイザーの手厚いサポートのもと、実物を見ながら商品を選ぶことができるのが魅力です。

ただし、他の小売店よりも値引率は低い傾向にあります。予算が決まっている人や、価格の安さにこだわりたい人は、ほかの購入先も検討しましょう。

ホームセンター|セールで安く買いたい方におすすめ

テント キャンプ

手軽にガス機器交換をしたいなら、ホームセンターもおすすめです。ホームセンターでは最新型から型落ち品まで、さまざまなラインアップを取り扱っています。とくに決算期やセール期は安く購入できる可能性があります。

一方で、工事スタッフが常駐しておらず、取り付け工事に関して詳しく相談ができないケースもあることには注意が必要です。設置は外注工事になることも少なくありません。その場合、ホームセンターから別会社に工事を外注したあとに現地調査を行い、見積もり、施工の順で進むため、価格が高額になったり、設置完了まで時間がかかる可能性があります。買い替えまでに時間の余裕がある場合におすすめです。

家電量販店|幅広い選択肢の中から比較・検討したい方におすすめ

ホームセンター 男性 女性 店員

家電量販店はホームセンター同様、最新型から型落ち品まで多くの製品を扱っており、商品の選択肢が広いのがメリットです。購入する際は、店舗スタッフに商品や工事について相談しながら検討できます。とくに大型店舗の場合は、メーカーの販売員が常駐していることもあるため、より詳しい説明が聞けるでしょう。

また、値引き交渉ができるケースが多いのも特長です。他の家電と一緒に購入することで割引してもらえる場合があるため、相談してみましょう。また、普段から利用している店舗を利用すれば、ポイントがたまるのも魅力です。

デメリットは、ホームセンターと同じく工事が外注となるため、価格が割高になってしまうことや、設置完了まで時間がかかる傾向があることです。故障など、急ぎで交換の必要がある場合は注意しましょう。

リフォーム会社|ほかの設備も交換したい方におすすめ

打ち合わせ

リフォーム会社は、ガスコンロ単体での交換よりも、キッチン全体のような大がかりな施工を得意としています。会社によって幅広い種類のガスコンロをそろえていたり、独自の保証サービスがあったりと、サービスが異なります。一社だけで決めず、相見積もりをとって価格とサービス内容を比較すると良いでしょう。

ただし、リフォーム会社に依頼した場合、所属しているのは大工であるケースがほとんどです。大工はガス工事に必要な資格を保有していないこともあり、ガス工事は基本的に、ガス会社への外注になります。

レンジフードなどほかの設備も同時に交換する際は割引を受けられる場合がありますが、ガスコンロ単体の購入・設置は割高になる可能性があります。そのため、ガスコンロだけでなく、システムキッチンごとのリフォームをまとめて頼みたいという場合におすすめです。

リサイクルショップ|実物を見て安く購入したい方におすすめ

リサイクルショップ

リサイクルショップでは主に型落ち商品や中古品を取り扱っているため、最新型にこだわらず、安さを重視したい人におすすめです。中には保証が切れている商品もあるため、購入前に確認しておきましょう。また、中古品が多いものの、最新型のガスコンロを取り扱っている場合もあるので、根気よく探すと掘り出し物が見つかることがあります。

ただし、リサイクルショップで購入する場合は自分で取り付けるか別途で工事依頼の手配が必要です。また、今まで使用していたガスコンロも自分で処分しなければなりません。粗大ごみの回収や不用品回収業者などの準備もしておきましょう。

なお、主な取り扱いはテーブルコンロのため、ビルトインガスコンロの交換には向きません。

オンライン・ネット通販|簡単に安く購入したい方におすすめ

パソコン ディスプレイ ネット通販

ガスコンロはオンライン・ネット通販でも簡単に購入できます。ラインアップが豊富なので、自分にぴったりな商品が見つかりやすいでしょう。在庫や店舗が不要なことから商品を安く販売しているケースが多く、さらにサイトによってはポイントがたまるなど、お得に買い物できるのが魅力です。

ただし、実物を直接見たり、手厚い説明や相談を受けたりすることはできません。また、設置工事に対応しているかどうかは購入先によって異なるため、非対応の場合は自分で工事業者を探すか、自力で取り付ける必要があります。数多くの商品をリサーチして比較・検討し、工事の手配もできる方におすすめです。

ガスコンロの購入先を選ぶポイント

ガスコンロをどこから購入するか迷ったときは、以下のポイントをチェックして比較してみましょう。

  • 取り扱いのラインアップで選ぶ
  • 依頼できる内容で選ぶ
  • 設置担当者のライセンス・経験で選ぶ
  • 実績や評判を比較して選ぶ
  • アフターサービスの内容で選ぶ

取り扱いのラインアップで選ぶ

パロマブリリオ

ガスコンロは、テーブルコンロとビルトインガスコンロ、都市ガス対応とプロパンガス対応、サイズ、機能性、メーカーなど種類が豊富です。新しいガスコンロは、自宅で利用できる製品の中から選ぶ必要があります。

例えばガスコンロの横幅は、テーブルコンロが2種類、ビルトインガスコンロが3種類です。設置場所によっては、横幅の規格が合っていても高さや奥行きが狭くてガスコンロが飛び出してしまう場合があるため、注意が必要です。

購入先によっては取り扱っている製品の種類が少なく、自宅で利用できるガスコンロの選択肢が限られてしまうことがあります。希望する機能やデザインのガスコンロを見つけるには、ガス機器販売会社など、取り扱いのラインアップが豊富な購入先を選ぶとスムーズです。



ガスコンロの種類や選び方は、次の記事で詳しく紹介しています。交換後のガスコンロの条件を確認しておきたい人は、ぜひ参考にしてください。

ガスコンロ_アイキャッチ

2024年11月06日

ガスコンロの種類・ビルトインコンロの特長とは? サイズや用途に合うコンロの選び方

ガスコンロには、キッチンに組み込まれた一体型のビルトインコンロや、ガスホースをつないでキッチンに置くテーブルコンロ(ガステーブル)の2種類があります。ビルトインコンロの特長は、デザイン性が高く統一感があること、サイズが規格化されていることなどです。タイプ別の特長や失敗しないガスコンロの選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

依頼できる内容で選ぶ

ガスコンロ 点検

特にビルトインコンロを購入する場合は、設置工事まで一貫して任せられる購入先がおすすめです。ガス機器の設置と施工には資格が必要です。購入先に対応する人がいない場合は、自分で工事業者を探すか外注工事が必要になり、依頼に時間や費用がかかる可能性があります。

工事が外注の場合、購入時に工事日程などの説明を受けられず、調整や確認に手間がかかりがちな点もデメリットです。また、工事をする段になって、別途部材が必要になる・ガス種が違うなどのトラブルが起こる可能性も否定できません。専門家に設置まで任せられるガス会社やガス機器販売会社への依頼がスムーズでしょう。

設置担当者のライセンス・経験で選ぶ

バインダー カードホルダー

前述のとおり、ガス機器の設置には資格が必要です。下記のライセンスを持っている人がいるか確認しておきましょう。

都市ガスの場合

  • ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
  • ガス可とう管接続工事監督者
  • 簡易内管施工士


プロパンガスの場合

  • 液化石油ガス整備士

ガスを取り扱う知識・技術を証明するライセンスの有無とあわせて、後述のようにどれくらいの経験を持っているかという実績も比較して選ぶと安心です。

実績や評判を比較して選ぶ

たくさんの意見を聞く アイデアを出す

Web上の口コミや、ホームページなどで公開されている施工実績は、対応の良しあしや信頼度の目安になります。口コミには正直な意見が多く寄せられるため、工事担当者の評判が良い会社を選ぶことで、無用なトラブルを避けやすくなるでしょう。

また、創業年数の長い老舗や、実績数が豊富な業者を選ぶのも一つの方法です。歴史が長く実績が豊富ということは、顧客からの支持を得ている証明でもあります。

アフターサービスの内容で選ぶ

ガスコンロ 交換推奨時期 イラスト

ガスコンロの設置後、故障や不具合が生じた際に、しっかりと対応してくれるところを選ぶことも大切。修理には想定外の費用がかかることもあるため、いざというときに保証がないと金銭的な負担が大きくなります。

ガスコンロの耐用年数は8〜10年程度ですが、まれに2年以内に故障するケースもあります。万が一に備えて、アフターサービスの充実度も比較しておきましょう。対応の迅速さや内容は、過去の顧客の口コミも参考になります。

ガスコンロ購入にかかる費用

ここからは、ガスコンロの購入にかかる費用のおおまかな目安として、以下の3つを紹介します。

  • ガスコンロの本体代金
  • 工事費用
  • 回収処分費用

価格は購入先や購入時期によって変動するため、あくまでも目安として把握しておきましょう。

ガスコンロの本体代金

ガスコンロ

ガスコンロの本体代金は、2〜20万円程度が目安ですテーブルコンロの場合は2〜3万円程度、ビルトインコンロは5〜20万円程度と幅があります。機能やサイズ、プレートの材質などで価格が変わるため、予算を考慮してどの製品にするか検討しましょう。

なお、記載されている料金には本体代金に加えて工事料金が含まれている場合もあります。正確な本体代金を把握するため、料金の内訳をよく確認しておくことが大切です。

購入先によっては決算時期の3月と9月、ボーナス時期の7月と12月などで安くなることもあります。交換時期に余裕がある場合は、時期を見てセールを待つと安く抑えられるでしょう。

工事費用

施工 作業 キッチン

ビルトインガスコンロの場合、2〜3万円程度の工事費用がかかります。工事にかかる時間はおおよそ1〜2時間程度です。工事費用は本体代金と別で必要になる場合と、本体代金に含まれている場合があるため、事前に確認しておくようにしましょう。

なお、テーブルコンロの設置には資格が必要ありません。自分で設置する場合は料金がかからないため、接続方法を調べておきましょう。業者に依頼する場合は、出張費用が必要になることがあります。

回収処分費用

廃棄処分する ガスオーブンとガス台

ガスコンロを買い換える際には、設置工事とあわせて古いガスコンロの回収と処分を依頼できることがあります。回収処分費用には1,000〜3,000円かかることが多いです。加えて、不用品買取業者の出張代や駐車場代が発生する可能性もあります。ただしビルトインコンロの場合、古い機器の回収が基本工事費に含まれているケースもあるため確認しておきましょう。東京ガスでは、撤去費用も基本工事費に含まれています。

なお、テーブルコンロの場合は、粗大ゴミとして処分することも可能です。粗大ゴミの処分費用は地域によって異なりますが、300円〜1,000円に収まることが多いでしょう。ビルトインコンロは、基本的に粗大ゴミには出せません。

ガスコンロの購入費用の負担を軽減できる制度

補助金

ガスコンロの購入には、補助金が受けられるケースがあります。具体的には、政府の補助事業や自治体による補助制度などです。内容は自治体によって異なります。利用する場合は、補助対象に該当するかどうか、検討中のガス機器の種類や工事内容を確認しておきましょう。

こうした補助金の申請は、ガスコンロの販売店では対応していないケースがほとんどです。自身で申し込みが必要になるため、商品の検討段階から準備しておくことをおすすめします。

また、補助金は予算額に達し次第終了となる場合があります。補助金を利用する場合はできるだけ早く申請しましょう。

おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!

おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!

コンロの耐用年数注)は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。

コンロの交換費用は10万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、1回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。

注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。

東京ガスの機器交換

まとめ

ガスコンロの主な購入先は、ガス会社、ガス機器販売会社、ホームセンター、家電量販店、リフォーム会社、リサイクルショップ、オンライン・ネット通販の7つがあります。安心を求める方はガス会社、安さを求める方はリサイクルショップなど、それぞれのメリットとデメリットをふまえて購入先を選びましょう。

それでも迷ったときは、条件に合う商品が選べるかどうかや、設置工事まで一貫で依頼できるか、アフターサービスが充実しているかなどもチェックポイントです。とくにビルトインコンロの場合は大きな買い物なので、ぴったりな商品に出会えるよう、よく検討して選んでください。

  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます

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