この記事でわかること
- 自分で給湯器を交換できるのかがわかる!
- 給湯器の交換に必要な資格や免許がわかる!
- 給湯器の取り付けのみ依頼ができるのかがわかる!
給湯器は自分で交換できる?
給湯器の交換作業は基本的に自分で行うことができません。
給湯器本体やリモコンはDIYで壁に設置できますが、水道管やガス配管などを給湯器に接続するためには、以下のような資格や免許が必要です。
■水道管やガス配管の接続に必要な資格・免許
- 液化石油ガス設備士
- 簡易内管施工士
- ガス可とう管接続工事監督者
- ガス機器設置スペシャリスト
- ガス消費機器設置工事監督者
- 第二種電気工事士
※施工内容やガスの種類で必要な資格が異なります
また、資格のいらない給湯器本体のみの取り付けであっても、以下のようなリスクが考えられるため、給湯器を自分でつけることはおすすめできません。
■無資格者による給湯器交換の危険性
- ガス漏れによる一酸化炭素中毒などの事故
- 給湯器の破損や、施工時のケガ
- 故障や破損が起きた場合にメーカー保証を受けられない
特に給湯器を交換する際にガス漏れを起こすと、一酸化炭素中毒をはじめ、深刻な事故につながる恐れがあります。
また、専門的な技術を要することから、施工時に破損させてしまったり、ケガの危険性も伴いますし、正規の方法で取付されていないことからメーカー保証外にもなります。
Webサイトによっては、ガス栓などの接続を含めた交換方法を紹介している場合もありますが、資格や免許が無いと違法な行為になることは理解しておきましょう。
もし、無資格の方で給湯器の交換を考えているのであれば、必ず業者に依頼してください。
給湯器の交換に必要な資格については下記の記事でも紹介しています。
給湯器の交換のDIYが無理なら取り付けのみは依頼できる?
給湯器本体を自分で購入し、取り付けのみを業者にお願いすること自体はできるかもしれません。
しかし、多くの業者では、給湯器の販売と工事をセットにしてサービスを提供しています。そのため、給湯器の取り付けのみを受け付けている業者は少ないでしょう。
もし、受け付けている業者でも、人件費や諸経費を加味すると通常よりも取り付け費用が高く見積もられる可能性も高いです。
交換を検討しているのであれば、給湯器の購入やと交換を同時に依頼しましょう。
給湯器を自分で取り付けられない場合の依頼先は?
給湯器の取り付けに必要な資格を持っておらず、自分で設置ができない場合は、専門の業者に相談しましょう。
給湯器の交換を取り扱っている業者は大きく分けて4種類です。
それぞれの特徴は下記の通りです。
給湯器交換の依頼先 | 特徴 |
---|---|
リフォーム会社 |
|
ガス会社 |
|
家電量販店、ホームセンター |
|
インターネット販売業者 |
|
上記の表を見て、給湯器交換の依頼先を選ぶ際は交換費用だけでなく、担当者の対応やアフターサービス、保証などもチェックしておくと安心です。
たとえば、リフォーム会社であれば独自の保証やアフターサービスを用意しているところもあり、要望に応じて柔軟に対応してくれるでしょう。
また、給湯器の交換と同時にキッチンや浴室のリフォームを行うといった複数の個所をリフォームする際にも、対応領域が広いリフォーム会社であれば依頼しやすいです。
ただし、稀なケースではありますが、無資格で交換工事を請け負う悪徳業者も存在します。
ガス会社以外に依頼をする場合は、資格や免許を保持しているかの確認をしてください。
交換の依頼先の詳しい特徴と、業者を選ぶポイントについて詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてみてください。
2024年10月04日
給湯器の交換はどこに頼む?頼む際のポイントや注意点を解説
給湯器の交換を取り扱う業者はリフォーム会社やガス会社、インターネット販売業者などいくつか存在します。 それぞれの業者によって金額や施工技術が一律であれば悩むこともありませんが、実際には業者ごとに長所と短所があるのが事実です。 今回は、業者ごとにメリット・デメリットをまとめ、目的に合わせた業者選びのコツや注意点をご紹介します。 ご自身が納得し、安心して工事を任せられる業者選びの参考にしてください。
給湯器の設置は自分でできる?まとめ
給湯器の交換には資格が必要になるため、自分で交換することはできません。
また、自分で給湯器を用意して、設置のみをお願いできる業者も少ないでしょう。
給湯器の交換を考えているのであれば、最初から専門の業者に依頼することをおすすめします。
おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!
給湯器の耐用年数注)は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。
給湯器の交換費用は20万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、一回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。
注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。