レンジフードのサイズは3種類
レンジフードの横幅は規格化されており、稀に横幅45cmや70cmもありますが、ほとんどは横幅60cm・75cm・90cmの3種類が主流です。
サイズの違いによる機能面の違いはありませんが、コンロの大きさによって設置できるレンジフードのサイズが異なることや、横幅が大きくなるにつれて価格が高くなることには注意が必要です。
コンロの大きさや設置場所の広さなどを考慮してちょうどいいサイズを選ぶといいでしょう。
レンジフードのサイズの選び方
レンジフードには、3種類のサイズがあることがわかりましたが、そのどれを選べば良いのでしょうか。
レンジフードの設置には、消防法や煙の捕集力が関係してきます。
交換の際は同じサイズを選ぶ
レンジフードは吊り戸棚と吊り戸棚の間や、壁と吊り戸棚の間にピッタリと設置されていることが多く、壁に寄せて設置されている場合は現在使っているサイズ分しかスペースがないこともあります。
レンジフードの幅はコンロの幅より小さくすることができないため、基本的には現在使っているレンジフードのサイズと同じサイズを選んで交換すること になります。
レンジフード交換を扱っている業者でもサイズ変更の工事は受けられない場合が多いです。
コンロの寸法より大きいサイズを設置する
消防法によりガスコンロよりも小さいサイズのレンジフードは設置できません。
そのため、現在設置しているレンジフードを基準に、同じ大きさか現在のサイズより大きいものを選んでください。
一般的なコンロは幅60cmか75cmなので、コンロが幅60cmならレンジフードは60cm以上、コンロが幅75cmならレンジフードは75cm以上を選びます。
75cmのコンロに対して60cmのレンジフードにすることはできないので注意してください。
周りに壁のない場合は更に大きめのサイズを推奨
アイランドキッチン のようにキッチン周りに壁が少ない場合、室内に油煙が広がる可能性が高いです。
そのため、排気能力の高いレンジフードを選ぶと良いでしょう。
周りに壁がないアイランドキッチンは、レンジフードの設置場所に制限もないため、1サイズ大きめのレンジフードを置くことができます。
大きめのレンジフードは、排気能力が高くなるため、煙を心配せず調理が可能です。
レンジフードを交換する際は高さにも気をつける必要があるので、以下の記事も参考にしてみてください。
2024年10月03日
レンジフードの高さ調整はできる?どれくらいの高さにするのが正解?
レンジフードを設置するなら、使いやすい適切な高さで取り付けたいと思うものです。 取り付ける位置が高くても低くても、レンジフードの使い勝手が悪くなってしまいます。 とはいえ、レンジフードの取付位置には法律の基準があり、高さを自由に決めることはできません。 そこで今回は、レンジフードの適切な高さの目安やポイントを紹介いたします。 使い勝手が良く掃除もしやすい高さを解説しますので、リフォームの際はぜひ参考にしてください。
レンジフードをサイズ変更できるケース
レンジフードのサイズ変更は、交換するレンジフードのタイプによってできるかどうかが変わります。
ブーツ型からスリム型に変更したい場合、キッチンの間口ピッタリまでスペースを活用すれば可能ですが、多くはキャビネットや吊戸などを撤去か増設することになるので、あまり現実的ではありません。
スリム型からスリム型への交換の場合、レンジフードが隙間なく設置されていることが多いため基本的にはサイズアップすることが難しいでしょう。
レンジフードのサイズまとめ
レンジフードのサイズ選びについては以下の通りです。
- レンジフードのサイズ(幅)は60cm、75cm、90cmの3種類
- 消防法で「コンロの天板の幅よりも大きいサイズを設置しなければならない」と定められている
- 周りに壁がない場合は排気能力の高い大きめサイズのレンジフードが推奨
- レンジフードをサイズアップするためには吊戸の撤去やスペースの確保があるため難しい
また、レンジフードの選び方には、サイズ以外にも意識すべき点があります。
こちらの記事も参考にして、最適なレンジフードを選ぶようにしましょう。
おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!
レンジフードの交換目安は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。
レンジフードの交換費用は15万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、一回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。