レンジフード交換の費用相場は?
レンジフード交換の費用相場(商品と交換費用)は以下のとおりです。
場面 | おおよその費用相場(商品と交換費用) |
---|---|
レンジフードのみを交換する場合 | 約10〜20万円以上 |
レンジフードとガスコンロを一緒に交換する場合 | 約15〜30万円 |
「東京ガスの機器交換」の場合、機器代金に加えて、本体幅に応じた基本工事費がかかる料金体系となっており、合計金額は10~20万円程度です。本体幅ごとの基本工事費は以下のとおりです。
本体幅 | 基本工事費 |
---|---|
60cm幅 | 38,500円(税込) |
75cm幅 | 38,500円(税込) |
90cm幅 | 48,400円(税込) |
注)2024年10月時点の価格です
なお、基本工事費に含まれるのは、出張費、既存機器撤去、取り付け工事、機器の操作説明、廃棄処分、諸経費(養生費、運搬費、駐車場代など)です。また、「東京ガスの機器交換」では、レンジフードとコンロをセットで交換することで工事費から11,000円割引になる「セット割」を用意しています。
レンジフードのみを交換する場合の費用相場

上記の円グラフにあるように、レンジフードの本体費用は約10〜20万円が約半数ですが、20万円以上かかる場合も多くなっています。
レンジフードは製品によって価格が異なり、高機能なほど高額になります。本体費用を抑えたい場合は、必要最低限の機能を備えたものを選ぶと良いでしょう。
注)グラフは「東京ガスの機器交換」で交換する場合の費用相場です
注)2024年9月時点の割合を表示しています
レンジフードとガスコンロを一緒に交換する場合の費用相場

新築やリフォームなどの際には、レンジフードとガスコンロをセットで設置する人が多いです。「東京ガスの機器交換」では、レンジフート交換者の6割がガスコンロもセットで交換をしています。同時に交換する場合の費用は、約15〜30万円が目安です。
注)グラフは「東京ガスの機器交換」で交換する場合の費用相場です
注)2024年9月時点の割合を表示しています
【交換のタイミング】レンジフードの耐用年数は約10年

レンジフードの耐用年数は一般的に約10〜15年といわれており、10年が交換時期として推奨されています。各メーカーの使用期間もおおむね10年〜15年が目安とされていますが、これは保証期間ではありません。保証期間は通常1年となっています。
交換のタイミングを確認するには、今使っているレンジフードの製造年月を確認すると良いでしょう。
ここからは、レンジフードを交換するタイミングとして、以下の3つを紹介します。
- 耐用年数が経過したとき
- 異音や振動が発生するとき
- 換気機能が落ちたとき
耐用年数が経過したとき
-medium.jpg)
前述したように、各メーカーはレンジフードの交換目安として、耐用年数や標準使用期間などを設けていることがあります。仮にきちんとメンテナンスをしていたとしても、長く使っていれば部品などの摩耗は避けられません。また、標準使用期間である10年を過ぎると、部品の製造が終了してしまい、修理できなくなる可能性も生じます。
新商品の性能もアップしているため、効率良く快適にレンジフードを使用するためには、10年を過ぎたころに交換を考えるのがおすすめです。
異音や振動が発生するとき
キュルキュルなどの異音がしたり、ガタガタと大きく振動をしたりしている場合は、モーターが消耗していたり、内部が破損していたりする可能性があります。
下表は、異音の例と、それぞれ考えられる原因をまとめたものです。
異音の例 | 原因 |
キュルキュル | モーターのオイルが不足している |
ゴオンゴオン | 油や埃がたまっている |
ジージー | モーター周辺がさびている |
カラカラ | モーターの軸がずれている |
上記のような異音や振動がある場合は、耐用年数を経過していなくても修理や交換が必要です。
換気機能が落ちたとき

レンジフードの換気機能が低下していると感じた時は、以下のような対策が挙げられます。
- フィルターの掃除をして目詰まりを取り除く
- モーターの回転軸にオイルを塗る
- 吸気口を開ける
これらの対策を行っても換気機能が回復しない場合、ひどい汚れやモーターの劣化、故障などが疑われます。また、前述した異音や振動が発生している状態では、換気機能も低下します。そういった場合は、交換も検討してみてください。
換気扇からレンジフードへ交換・取り付けは可能か

換気扇とレンジフードの違いは、主に換気方法と使用しているファンです。換気扇は壁についており、屋外に直接排気するもので、プロペラファンになっています。一方で、レンジフードはダクトを使用して排気するもので、主にシロッコファンが使われています。
換気扇からレンジフードに交換することは不可能ではありませんが、天井つり下げタイプなど、対応できないものもあります。
まずは自宅に設置されているタイプがどちらなのか把握し、交換が可能なのかどうかを確認しましょう。
また、壁に直接ついている換気扇の場合、「東京ガスの機器交換」の対象外となるため、東京ガスの出張見積もりを利用するのも選択肢の一つです。
東京ガスの出張見積もりは、こちら
レンジフードの種類と選び方
レンジフードには主に以下のようなタイプがあります。
特長 | 「東京ガスの機器交換」での対応の有無 | |
---|---|---|
スリム型 |
| スリム型への交換有 |
ブーツ型 |
| スリム型への交換有 |
換気扇 |
| 無 |
また、「東京ガスの機器交換」では、基本的にスリム型への交換になります。その他の種類については一度ご相談ください。
また、取り付け方には以下のような方法があります。
壁付け |
|
天井取り付け |
|
横壁取り付け |
|
以下では、レンジフードの選び方として、2つのポイントを紹介します。
レンジフードの選び方1. レンジフードの形状

レンジフードの形やデザインから、好みのものを選んでもいいでしょう。
例えば、スリムタイプはスタイリッシュでおしゃれなので、キッチンのインテリアにこだわりがある人に多く選ばれています。
見た目にも幅があるので、好みの形や、キッチンになじむデザインを選びましょう。
ただし、天井の高さや取り付け方法によっては、選べる機器が限られる場合があります。また、レンジフードのサイズには60cm、75cm、90cmの3種類がありますが、サイズによって付けられる場所が制限される場合があるため、注意が必要です。
レンジフードの選び方2. 掃除のしやすさ
-medium.jpg)
掃除のしやすさも、レンジフードを選ぶうえで重要なポイントです。
レンジフードは換気扇と比べて、油汚れがつきにくく、掃除をしやすい点が魅力です。ただし、レンジフードの中でもブーツ型はフィルター掃除が必要なので、他のタイプに比べると手間がかかります。もし、メンテナンスのしやすさで選ぶなら、スリムタイプがおすすめです。
スリムタイプは凹凸の少ないデザインのため、他のタイプと比較して掃除がしやすいです。また、機種によってはセルフクリーニング機能がついているものもあります。
掃除の手間を減らしたいと考えている場合は、ぜひご検討ください。
レンジフードの選び方3. 便利な機能

最新のレンジフードには、さまざまな便利機能がついています。例えば、フィルターメンテナンスのいらないノンフィルタータイプや、コンロの点火や消火に合わせてレンジフードのスイッチが自動でオンオフできる機能など。その他にも、省エネ、リモコン付き、照明付きのレンジフードなども存在します。
また、前述したようにセルフクリーニング機能がついているものを選べば、家事の効率をアップさせることもできるでしょう。ライフスタイルに合わせて、必要な機能がついたレンジフードを選びましょう。
レンジフードの交換費用を安く抑える方法はある?
-medium.jpg)
レンジフードの交換費用は、選ぶ商品やオプション、業者の選び方によって抑えることが可能です。ここからは、費用を抑える方法として以下の3つを紹介します。
- 使用中のものと同じタイプのレンジフードにする
- オプションを追加しない
- 複数業者から見積もりをとる
使用中のものと同じタイプのレンジフードにする
現在使用しているものと同じタイプのレンジフードを選べば、設置場所の追加工事が不要になるため、交換費用が抑えられます。
例えば、現在スリム型を使用している場合は、交換時にも同じスリム型を選ぶことで、安く済ませることが可能です。また、交換費用を抑えることを優先するのであれば、機能も必要最低限に絞るといいでしょう。
オプションを追加しない
レンジフードのオプションには魅力的なものも多くありますが、オプションを追加しなければ、そのぶん費用を抑えることができます。
例えば、レンジフードの見た目を良くするためのカラー銅版などは魅力的なオプションですが、なくても設置は可能です。このように、オプションを減らして必要最低限にとどめることで、その分費用を抑えることができます。もし業者からオプションを提案された場合は、自分にとって必要な機能なのかを見極めるようにしましょう。
複数業者から見積もりをとる
レンジフードを交換することに決めたら、業者に見積もりをとりましょう。その際、一つの業者だけではなく、複数業者から見積もりをとり、比較・検討することが大切です。
また、交換の際には追加料金が発生する場合もあります。見積もり以上の料金が追加で発生しないかどうかも事前に確認しておくと安心です。
補足として、ビルトインコンロとセットで交換する場合、セット割などが適用されて割安になる場合もあります。追加料金や割引の有無など、さまざまな要素を吟味して比較検討することが重要です。
レンジフードの交換はどこに頼むのか
レンジフードの交換を、どこに頼めば良いのかわからず、悩んでいる方もいるでしょう。一般的に、レンジフードの交換に対応している業者は以下のとおりです。
- ガス会社
- リフォーム会社
- 家電量販店・ホームセンター
- インターネット販売業者
それぞれのメリットとデメリットを以下の表にまとめました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ガス会社 |
|
|
リフォーム会社 |
|
|
家電量販店・ホームセンター |
|
|
インターネット販売業者 |
|
|
上記の表は、あくまで一般的なメリットとデメリットであるため、実際に選定する際には業者に見積もりをとるほうが良いでしょう。
安さで選ぶならインターネット販売業者、安心感で選ぶならガス会社など、自分の優先順位をはっきりさせたうえで選ぶことが大切です。
また、導入後のことも考え、アフターサポートも確認しておきましょう。
レンジフードを自分で交換すること(DIY)は基本的にできない
-medium.jpg)
レンジフードの交換費用を抑えるために、自分で交換したいと考える方もいるでしょう。しかし、レンジフードをDIYで交換することはできません。レンジフードには電気の配線作業があり、これは有資格者でなければ取り扱えないためです。
トラブルになる可能性もあるため、前述した業者に依頼しましょう。
「東京ガスの機器交換」のおすすめのレンジフード
おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!

レンジフードの交換目安は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。
レンジフードの交換費用は15万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、一回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。
