この記事でわかること
- リッセとフェイシスの機能や特徴がわかる!
- リッセとフェイシスのデザイン性や安全性など細かい部分までわかる!
- リッセとフェイシスのどちらが自分に合っているかわかる!
リッセとフェイシスの機能を比較
リッセとフェイシスは、同クラスの人気機種ですが、コンロやグリルの特徴やお手入れのしやすさ、デザイン性などで細かな違いがあります。
今回は人気機種2商品の機能性やデザイン性を比較しながら紹介します。
調理機能の充実さ
機能 | リッセ | フェイシス | |
---|---|---|---|
コンロ | 炊飯機能 | ごはん・おかゆ・炊込み | ごはん・おかゆ・炊込み |
タイマー | 設定時間:1~120分 | 設定時間:1~120分 | |
温度調節機能 | 130 ~ 220℃ | 130 ~ 220℃ | |
湯沸かし機能 | あり | あり | |
グリル | プレート使用: | 焼き魚・トースト | 魚・トースト・肉・ケーキ |
焼き網使用: | 姿焼・切身・干物 | 姿焼・切身・干物 | |
あたため機能 | あり | あり | |
タイマー | 1~15分 | 1~15分 | |
アプリ連携 | あり | あり |
2つのコンロには共通する機能も多いですが、タイマー機能やグリル機能などに細かい違いがあります。
特にグリルに関しては機能性が多少異なります。
その他、グリルプレートに関して、標準装備のグリルプレートだと大きな違いはありません。
しかし、リンナイのワイドグリルを利用すると、標準のグリルプレートと比較してより多くの魚や大きなものが調理できるようになります。
お手入れのしやすさ
項目 | Rinnai「リッセ」 | Paloma「フェイシス」 |
---|---|---|
コンロ周り | ||
排気口周り | ||
グリル周り | ||
スモーク | あり | - |
リッセとフェイシスは、コンロや排気口、グリル周りの形式は違えど、どちらもお手入れがしやすい作りになっています。
ここからは、それぞれの特徴について見ていきましょう。
コンロ周り
リッセとフェイシスの共通の特徴としては、コンロ周りが焦げにくい仕様になっていることです。
焦げつきの原因となる表面温度を分散・放熱させる構造になっており、焦げ付きにくく、サッと拭くだけで汚れが落ちるので、簡単にお手入れができます。
特に、フェイシスの一部に採用されている「広々すっきりトップ」は、ほとんど凹凸がないフラットデザインなので、ストレスなく汚れを拭き取ることができます。
排気口周り
排気口にゴミや食材が落ちてしまい、取り出すのに苦労した経験をした方は少なくないでしょう。
従来のガスコンロの場合、掃除しにくい構造だったり、ネジでパネルを外して掃除をしなければいけなかったりするため、お手入れが面倒に感じることが多いのです。
その点、リッセとフェイシスには排気口に落ちてしまったゴミをキャッチしてくれる「チリ受け」があるため、下にゴミが入ってもすぐに取り出して捨てることができます。
チリ受けの形は異なりますが、どちらもお手入れがしやすい仕様になっています。
グリル周り
専用のプレートを使用した場合、グリル庫内に油がほとんど飛び散らなくなるので、お手入れはほとんど必要ありません。
調理後は専用プレートの容器とふたのみを洗えばいいので、従来のグリルと比較した場合、時間も手間も大幅に削減できるのです。
また、フェイシスのグリルには、滑らかに引き出せるスライドレールが搭載されています。
完全にグリルを引き出せる構造になっているため、グリル庫内の器具を取り出す際に、キッチンの天板にぶつけたり、落としてしまったりする心配がありません。
スライドレールが搭載されていない場合、画像のように調理器具の奥側が天板にひっかかってしまうのです。
スモークオフ機能|リッセのみに搭載
リッセのみに搭載されている機能で「スモークオフ機能」があります。
スモークオフ搭載は、グリルで魚を焼いたときなどの煙を81%カット、ニオイを99%カットできる画期的な機能です。
例えば、焼き魚をグリルで焼いたとしても、独特の匂いがリビングまで広がらず、部屋に匂いが染み付かなくなります。
換気をしたり、消臭スプレーをまいたりするお手入れが不要になるのはうれしいポイントです。
天板などのデザイン性
Rinnai「リッセ」 | Paloma「フェイシス」 | |
---|---|---|
全体 | ||
フェイス | ||
天板・カラーラインナップ |
どちらもガラストップを使用した美しいデザインが特徴で、フェイス(スイッチやグリル)がキッチンと一体となったスッキリとしたデザインで高級感があります。
特にリッセは、世界品質のトッププレートガラスである「セランガラス」の天板を採用しています。
セランガラスには以下のような特徴があります。
- 熱や衝撃に強いため、傷が付きにくい
- 800°の温度差にも耐えられる
- 耐久性と美しさを兼ね備えたガラストップ
また、いずれの機種も4色の天板から好きなものを選ぶことができます。
もしものときの安全性
安全機能については、下記にまとめました。
機能 | Rinnai「リッセ」 | Paloma「フェイシス」 |
---|---|---|
感震停止機能 | ○ | ○ |
立消え安全装置 | ○ | ○ |
温度上昇検知機能 | ○ | ○ |
調理油過熱防止装置 | ○ | ○ |
焦げつき消火機能 | ○ | ○ |
コンロ消し忘れ消火機能 | 約2時間で自動消火 | 約2時間で自動消火 |
グリル消し忘れ消火機能 | 約15分で自動消火 | 約15分で自動消火 |
点火つまみのロック機能 | ○ | ○ |
カスタマイズ | 30~90分 | 10~120分 |
メインの安全機能については、それほど大きな違いはありません。
違う点をあげると、感震停止機能の震度が4以上か5以上であることと、「コンロ消し忘れ消火機能」のカスタマイズできる時間の設定幅が30~90分か10〜120分といったところでしょう。
いずれも高い水準の安全機能が搭載されています。
リッセ
リッセは安全機能の他に音声ガイダンス機能が搭載されており、アプリのオート調理や自動温度調節、安全の確認などを音声でサポートしてくれます。
音量や話すスピードの選択が可能なので、お年寄りの方でも安心です。
また、野菜の下準備や宅急便の受け取りなど、ついつい目を離してしまっていたときも自動で消化してくれるので安心安全に使うことができます。
フェイシス
フェイシスには「フレームトラップ機能」が搭載されており、グリル庫内で炎が上がっても、グリル排気口より炎があふれ出すのを抑制し、火災を防ぎます。
このフレームトラップはパロマ独自の安全装置です。
また、低荷重温度センサーによって軽い小さい鍋でも傾かず安全に使用できるのも特徴です。
リッセとフェイシスどちらがおすすめ?
デザインも機能面も似ているところが多く、どちらにすればいいのか迷う方も少なくないでしょう。
強いて言えば、カラーのバリエーションが少し異なるため、部屋のデザインや好みに合わせて決めるのもいいと思います。
ちなみにどちらも人気カラーはピンクです。
機能面で見た場合、グリルで焼き魚をよく調理するのならリッセがおすすめです。
リッセのグリルは、従来製品に比べ煙もニオイも大幅にカットしてくれるため、部屋に匂いがこもったり、換気のために窓を開けたりする手間が省けます。
また、グリルのオート機能を求めるならフェイシスが良いでしょう。
リッセにはない、肉とケーキのオートモード機能が搭載されているため、料理の幅がグッと広がります。
Rinnai「リッセ」とPaloma「フェイシス」比較まとめ
リッセとフェイシスを比べて、性能面や機能性で大きな違いはないことがわかりました。
ただし、グリル機能やカラーに多少の違いがあるため、ご自身の好みやライフスタイルにあったものを選びましょう。
両商品とも各メーカーが誇る自信作であるため、どちらを選んでも「このコンロにしてよかった」と思える製品になっています。
おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!
コンロの耐用年数注)は約10年です。また、メーカーには保有期間を定めている部品もあり、長期間使用の際に修理を受けられないケースもあります。
コンロの交換費用は10万円以内に収まることが多いです。10年以上経つと故障の頻度も増えるため、一回の金額は修理の方が安くとも何度も修理を繰り返すよりも新しい機器に交換することをおすすめします。
注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。