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ガスコンロの火が片方だけつかない!原因と対処法は?

ガスコンロの火が片方だけつかない場合、もう一方をそのまま使い続けて良いのかも気になることでしょう。 火が片方だけつかなくなる原因はいくつかあり、それぞれに合った対処法で解決する必要があります。 原因によっては自分で直すことも可能ですが、業者に依頼しなければならないケースもあります。 この記事では、ガスコンロの火が片方だけつかない場合の考えられる原因と対策方法を詳しく解説していきます。

最終更新日:2024年09月24日公開日:2024年07月04日

目 次

ガスコンロの火が片方つかないときの原因と対策

ガスコンロは電池で動きますが、火が片方だけつかないのは電池切れの問題ではありません。主にバーナーキャップと点火プラグに原因があります。

ここからは、よくある4つの原因と対策法を紹介します。

バーナーキャップや点火プラグの汚れや不良

点検プラグ

汚れが溜まっていたり、がたつきなどの不良が生じていたりする場合、火がつきにくくなってしまいます。
片方だけつかない場合では最も多いケースなので、まずは汚れ・不良がないかチェックしてみてください。

原因

調理時に吹きこぼれを起こすと、バーナーキャップやセンサー部分が濡れてしまい、火がつかなくなります。
鍋底に水がついたままでコンロを使用した場合も同様に点火しません。

また、吹きこぼれをそのままにしておくと、だんだんと汚れが蓄積されてキャップ内部に入り込みます。
汚れだけでなく、小さな虫が侵入して点火不良を起こすケースもあります。

さらに、経年劣化によるがたつきも火がつかなくなる原因の一つです。
使用年数が長い場合は修理や交換を検討してみましょう。

対策

吹きこぼれてしまった場合、水分をしっかり拭き取り乾燥させましょう。
ガスコンロ使用直後は高温になっているため、冷ましてから行うよう注意してください。

また、やわらかい布や使い古した歯ブラシなどでバーナー部分を掃除することも大切です。
細かい隙間部分はつまようじなどを使い、噴出口の汚れを丁寧に取り除きます。

バーナーキャップが古くなっている場合は、業者へ依頼し交換してもらってください。

ガスコンロの詳しい掃除方法は以下の記事でも紹介しています。

バーナーキャップや点火プラグのズレ

ガスコンロの部品が正常な位置にはまっていないと、点火不良になる可能性があります。
日々の使用でズレが生じていないか確認してみましょう。

原因

バーナーキャップが傾いていたり、位置がズレていたりすると火がつきません。
掃除したあと正しく取り付けできていない場合に起こりやすいケースです。

チチチとなっているのに点火しない場合は、バーナーキャップや点火プラグが原因の可能性が高くなります。
このようなケースについては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもチェックしてみてください。

対策

ズレが原因で火がつかない場合は、バーナーキャップや点火プラグを正しい位置に戻すだけで簡単に直ります。

いったん元栓を閉めてからバーナーキャップを取り外し、再度真っ直ぐはめ込んでください。
少しでも傾いていると火がつかないので、慎重に取り付けましょう。
正しい位置にあることを確認したら、コンロのスイッチを入れて、火がつくかどうか確かめてください。

バーナーキャップの種類によっては、取り付け位置のマークが記されているものもあります。

故障

火をつけてもチチチと音がしない場合は、ガスコンロ自体が故障している可能性が高くなります。
特に使用年数が長いコンロで考えられる原因です。

ガスコンロの故障を自分で直すのは難しいため、業者へ修理依頼する必要があります。

原因

センサーの部分に汚れが付着していると、センサーが作動せず火がつきません。
片方だけ点火しないのは、センサーや点火プラグなどが故障しているためという可能性が考えられます。

また、例えば壁から遠い方のコンロばかり使っていると、そのコンロだけ早く劣化し、故障につながることもあります。

機器自体が故障しているた場合は、業者へ修理依頼しなければなりません。
ガスコンロが古いと部品がないこともあるため、買い替えになる可能性も出てきます。

対策

まずは汚れをしっかりと拭き取り、様子を見てみましょう。
バーナーキャップを傷めないように、掃除する際はやわらかい布で優しく拭き取るようにしてください。

汚れを拭き取っても火がつかない場合は、修理依頼するか買い替えが必要となります。
故障の程度や使用年数によって対処法が変わるため、詳しくは業者に問い合わせてみてください。

その他の原因

これまで挙げた以外にも、以下のような原因が考えられます。

  • コンロの上にアルミホイルを敷いている
    火花がアルミホイルに散って、バーナーキャップに届かない場合は、火がつきません。
  • 鍋なし検知機能
    鍋なし検知機能付きコンロは、鍋を置かないと点火しない仕組みになっています。
  • 点火ロック
    点火ロックをオンにしていると、コンロのスイッチを入れても火がつきません。

また、以下に該当する場合は修理・交換が必要です。

  • 故障のエラーコードが表示されている
  • 点火プラグが腐食している
  • バーナーキャップが変形している

どうしてもガスコンロの火が片方つかない場合

まずは、エラーコード30番以降が表示されていないかチェックします。
該当のエラーコードが出ている場合は修理・部品交換が必要となります。

また、ガスコンロの寿命はだいたい8~10年です。
使用年数が長い場合は故障している可能性もあるため、早めに問い合わせるようにしましょう。

賃貸住宅のビルトインタイプであれば、大家さんか管理会社に連絡します。
過失による故障でなければ、ほとんどの場合は大家さんが費用を負担してくれます。
勝手に修理するとトラブルの元になるため、自己判断しないようにしましょう。

戸建てや自分でコンロを取り付けた場合は、ガス会社またはメーカーに直接問い合わせるようにしてください。

まとめ

ガスコンロの火が片方だけつかなくなった場合は、それぞれの原因に合った方法で対処する必要があります。

チェックすべきポイントは、以下の3つです。

  1. バーナーキャップや点火プラグが汚れていないか?
  2. 取り付け方を誤ってズレていないか?
  3. ガスコンロ自体が故障していないか?

1.2で解決しない場合は、修理・交換が必要になるかもしれません。
できるだけ早めに大家さんやガス会社に問い合わせるようにしましょう。

修理か交換かは利用年数で判断することがおすすめです!

修理か交換かは利用年数で判断することがおすすめです!

コンロの耐用年数注)は約10年です。10年以上経過している場合、故障の頻度も増えていきます。
トラブル発生時は「修理」と「交換」の要望はほぼ同じですが、最終的な解決方法は10年を境に差が出てきます。ご利用年数が10年以下なら修理、10年以上なら交換することをおすすめします。

注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。

修理と交換お選びいただけます
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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます

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