給湯器の凍結防止方法!凍結する前にしっかり予防しよう

給湯器の凍結防止方法!凍結する前にしっかり予防しよう

寒い季節になると心配になるのが給湯器の凍結です。 地域によっては非常に気になる問題でしょう。 実際に給湯器が凍結してしまうと、お湯が出なくなるだけでなく、給湯器が破損してしまうケースもあります。 給湯器の凍結は絶対に避けたいものです。 この記事では、給湯器の凍結防止方法にスポットを当てて解説します。 この記事を読むことで、給湯器に備わっている凍結防止機能の働きと、それ以外の凍結対策がわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

最終更新日:2024年07月08日公開日:2024年07月08日

目 次

この記事でわかること

  • 給湯器の凍結防止方法がわかる!
  • 給湯器の凍結防止機能についてわかる!
  • 自分でできる凍結防止方法がわかる!

給湯器が凍結する恐れがあるときの凍結防止方法

給湯器には凍結防止機能が備わっていますが、適切に使用しないと、この機能が有効に作動しないことや、作動しても必要以上の光熱費がかかってしまうことがあります。
ここでは、給湯器の凍結防止機能の使い方と、給湯器が凍結してしまう可能性がある場合に有効なそれ以外の凍結防止方法を紹介します。

給湯器に自動でついている凍結防止機能

使用している給湯器の種類や機能によっても異なりますが、給湯器には自動で凍結を防止するための機能がいくつか備わっていることをご存じでしょうか。
ここではそんな凍結防止機能を具体的に2つ紹介します。

凍結予防ヒーター

凍結予防ヒーターは、外気温が一定の温度以下になった際に自動で作動する機能の1つで、ガス給湯器内部の凍結を防止してくれる機能です。
基本的にほとんどの給湯器に備わる機能ですが、ヒーターが作動する温度などはメーカーごとに異なるため、確認しておくことをおすすめします。

ただ、凍結予防ヒーターは便利な機能ですが、できることには限界があります。
これはあくまでも給湯器内部の凍結を防止する機能であり、凍結予防ヒーターを使っても、給湯器に接続されている配管の凍結までは防ぐことができません。

自動ポンプ運転

自動ポンプ運転は、浴槽の中に残り湯を置いておくことで作動する凍結防止機能です。
この機能は追いだき機能がついている給湯器でのみ使える機能で、追いだき用の循環配管の中で水を循環させることで給湯器と循環配管の凍結を防ぎます。
給湯器や配管の凍結が予想される場合や凍結対策を徹底したい場合に有用な機能です。

機能を動作させるためには、浴槽内の残り湯の量が浴槽内に設置されている循環アダプターの上部よりも5cm以上高い位置になるようにしなければなりません。
自動ポンプ運転をしたあとで入浴するときは、残り湯を抜いて浴槽を洗浄し、再度湯張りをすることになります。

給湯栓から水を流す

水が動いている間は凍結のリスクが低くなるため、給湯栓から水を流すことが凍結対策になります。
古くから活用されている非常に効果的な方法です。

具体的な水の流し方ですが、お湯の出る蛇口から1分間に約400mlの水が流れるように栓を開きます。
ガス給湯器のスイッチはオフにするか、給湯器のガス栓を閉めて行います。
お湯が出る水栓であればお風呂・台所・洗面のどこでも有効ですが、サーモスタット混合水栓の場合は、お湯を最高温度の位置に設定をしてください。

注意点は、給湯器のリモコンのスイッチをオフにすることです。
リモコンのスイッチが入っていると常に温水が出てしまうため、光熱費がかさんでしまいます。
凍結防止の目的であれば、流すのは水で十分なので、省エネの観点からも必ずスイッチをオフにしましょう。

給湯器内部の水を抜く

給湯器内部の水を抜く方法は、凍結予防としては最終手段ともいえる方法になります。
長期間不在になる場合や、外気温が-15℃以下など極端に下がる場合には特に有効な手段です。

リモコンのスイッチをオフにして、家にある全ての給湯栓を開いてお湯を出し切り、最後に給湯器の水抜き栓を開きます。
長期間不在になる場合は給湯器内部だけの水抜きだけで問題ありませんが、外気温が極端に低くなるときは風呂側の水抜きまでした方が良いでしょう。

リンナイの公式ページにて水抜きによる凍結予防方法が説明されているので、こちらも参考にしてみてください。

断熱材・保温材を巻く

断熱材や保温材を配管に巻くことも凍結対策として非常に効果的です。
特に、給湯器の凍結防止機能ではカバーできない配管の凍結対策として、この方法を用います。

やり方は、給水・給湯の配管に保温材、断熱材などを巻き付けるだけです。

給湯器が凍結しそうなときは事前に凍結を予防しよう

今回は給湯器の凍結予防方法を紹介しました。
給湯器が凍結しそうな場合は、事前に凍結対策を行って予防に努めることが重要です。

この記事で紹介した凍結対策は、どの家庭でも行うことができることです。
まずは、現在使用している給湯器の状態や性能を理解し、配管の状況についても事前に確認しておくようにしましょう。
そのうえで、凍結しそうな場面が想定される場合は、今回の記事を参考に凍結対策を行ってみてください。

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

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