この記事でわかること
- 給湯器のどのような設定を見直せばよいかわかる
- 簡単に実践できる節約術がわかる
給湯器の温度設定を調整する

お湯を沸かすためには、多くのエネルギーを消費します。お湯の設定温度を42度から40度にするだけでも約9%の省エネにつながります。また、お風呂を沸かす際は追いだきより給湯のほうが効率が良いですが、残り湯がまだ温かいうちは追いだきを使ったほうが節約になります。



注)180Lの水を20℃から40℃に沸かす場合と42℃に沸かす場合
少しの節約でも毎日積み重なると大きな効果が生まれるので、ぜひ実践してみましょう。
参照:東京ガス 都市生活研究所「ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う」(2025年2月)
日ごろ意識したい、給湯器の節約術

使うお湯の量を減らしたり、沸かし直しを少なくしたりすることで、給湯器の使用を抑えられます。いずれも簡単に実践できることばかりです。
- 浴槽の湯量を少なくする
- お風呂のふたを閉める
- 時間をあけずに入浴する
- シャワーを1分短縮する
- シャワーの設定温度を下げる
- 節水シャワーヘッドを使う
- 手や顔は水をためて洗う
こうしたシンプルで小さな工夫の積み重ねが省エネにつながります。
浴槽の湯量を少なくする
湯量の設定を変えて、お湯はりの量を20L少なくするだけで省エネになります。



注)40℃にお風呂を沸かす際、180Lを沸かす場合と200Lを沸かす場合
出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う」(2025年2月)
お風呂のふたを閉める
お風呂を沸かすときや入浴後はお風呂のふたを閉めましょう。ふたをするとお湯が冷めにくくなり、お湯を沸かすエネルギーを減らせます。



注)40℃に温められた180Lの湯を、4時間後にもとの40℃までふた有りと無しで追いだきした場合
出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う」(2025年2月)
時間をあけずに入浴する
お風呂にふたをしても、湯温は2時間で約2℃下がります。入浴時間にあわせて沸かし、家族が続けて入浴すれば、沸かし直しは不要です。


注)40℃に温められた180Lの湯を、2時間後に冷めてから追いだきした場合と追いだきしない場合
出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う」(2025年2月)
シャワーを1分短縮する
ひとり1日1回1分、使用時間を短くするだけで省エネになります。小まめにお湯を止める習慣をつけましょう。



注)シャワー湯量10L/分としてシャワーを5分流した場合と6分流した場合、4人分で算出
出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う」(2025年2月)
節水シャワーヘッドを使う
水を「出す/止める」を手元のスイッチで切り替える省エネタイプのシャワーヘッドを使えば、使用時間が短くなり、水もガスも節約できます。



注)シャワー湯量を10L/分とし、節水シャワーヘッド・通常シャワーヘッドともに5分ずつ使用した場合、4人分で算出
出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う」(2025年2月)
手や顔は水をためて洗う
手や顔を洗う際、1分間水を流すと約5Lにもなります。洗面器に水をためて洗うと約2Lで済み、使う水の量を大幅に減らすことができます。



注)1分間の水の流しっぱなし(5L)にした場合とため洗い(2L)をした場合の比較
出典:東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う」(2025年2月)
ガスと電気をまとめて契約する

ガスの節約術を試してみても、まだガス代が高いと感じたら、料金メニューを見直してみるのもおすすめです。ガスと電気をまとめて契約すると、割引が適用されることがあります。
東京ガスでは、ガスと電気をセットで契約することで「ガス・電気セット割」の対象となり、電気代がお得になります。東京ガスは、電力件数300万件突破注1)・新電力販売量No.1注2)。「myTOKYO GAS」でガスと電気の利用状況を確認でき、利用料金がまとめて把握できます。さらに利用に応じてポイントがたまるため、お得にガスや電気を使用することが可能です。お申し込みは、原則パソコンやスマホで完了。切り替えもスムーズに行えます。
注1)2022年4月19日時点の供給中件数
注2)資源エネルギー庁電力調査統計「電気需要実績」(2024年6月時点)における、みなし小売電気事業者以外の事業者(新電力)での低圧電力の需要実績値
省エネタイプの給湯器に買い換える

給湯器を設置してから数年経過している場合は、省エネタイプの給湯器に買い換えるとガス代が下がる可能性があります。省エネタイプの給湯器には、次のような選択肢があります。
- エコジョーズ:少ないガスの量でお湯を沸かせる
- ハイブリッド給湯器:ガスと電気の両方を使ってお湯を沸かす
中でもエコジョーズは、排気熱を有効活用し、少ないガスの量で給湯できるのが特長です。
東京ガスではパロマ、リンナイ、ノーリツのエコジョーズ給湯器を取り扱っています。交換を検討されている場合、現在使用している給湯器の写真を撮るだけで、現在お使いのメーカーに合わせてご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。