給湯器

給湯器の水漏れはどこに連絡するべき?住宅の種類別に連絡先を紹介

給湯機から水漏れした際、いざというときにどこに連絡すればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。 給湯器が水漏れした場合、住宅の種類や水漏れ状況によって、連絡先が異なります。 今回は、賃貸か持ち家か、戸建かアパートかなど、住環境によってどこに連絡すればいいのか、詳しく解説します。

最終更新日:2024年10月04日公開日:2024年07月08日

目 次

この記事でわかること

  • 住宅の種類によってどこに連絡すればいいのかがわかる
  • 給湯器が水漏れした際、連絡する前にしておくべきことがわかる
  • 給湯器の水漏れ箇所によって、どこに連絡するべきかがわかる

給湯器の水漏れで連絡をする前にやっておきたい2つのこと

給湯器の水漏れが発生した場合、水漏れ箇所によってはガスの不完全燃焼などの危険性があるため、事前に行うべき対処があります。

また、給湯器の水漏れ箇所によっても連絡すべき相手が異なるため、これら2つを確認してから連絡をするとスムーズかつ安全な対処が可能となります。

step1:給水栓を締めて電源プラグを抜く

まず、感電や漏電を防ぐために、給水栓を締めて電源プラグを抜く必要があります。
給水バルブは、給湯器への水量を調整するもので、給湯機本体付近にある栓のことです。
同じく電源プラグも給湯機本体の近くにあります。
このとき、電源プラグを先に抜いてしまうと、感電や故障の原因になるため、必ず給水栓を締めることを優先させましょう。

これらの作業が完了したあと、水漏れがおきている箇所の確認を行っていきます。

給水栓

電源プラグ

給水栓
電源プラグ

step2:水漏れ箇所の把握

どこから水漏れしているかで連絡先が変わるため、電源プラグを抜いた後は、水漏れ箇所の把握が必要です。
特に確認したいのは、水漏れしている箇所が「給湯器内部」なのか「給湯器外部」なのかという点です。

浴室内の循環口から水が垂れてくるような場合は給湯器内部からの水漏れ、給湯機本体の配管や水抜き栓というような、給湯器本体とその接続機器からの水漏れであれば、給湯器外部から水漏れしている可能性が高いといえます。

ぱっと見るだけでは水漏れ箇所は見つけられないため、水滴をたどりながら確認する必要があります。

給湯器から水漏れした際の連絡先【住宅の種類別】

給湯器

給湯器が水漏れしたときの連絡先は、戸建かマンションなのか、所有している物件なのかなど、住まいの状況によって異なります。
また、戸建ての場合は給湯器内部か外部、どちらからの水漏れかによって連絡先が変わることを知っておきましょう。

お住まいの状況

連絡先

所有している戸建て/マンション

<給湯器内部の水漏れ>

  • メーカー
  • 施工業者

<給湯器外部の水漏れ>

  • 水道修理業者
  • ガス会社
  • 給湯機販売業者
  • 施工業者

賃貸物件

大家
管理会社(組合)

所有している戸建て・マンションの場合

給湯器内部の水漏れ

メーカー/施工業者(設置・交換して間もない場合)

給湯器外部の水漏れ

水道修理業者/ガス会社/給湯機販売業者/施工業者

上述したように、所有している戸建やマンションであれば、水漏れ箇所が給湯器内部か外部かで連絡先が変わります。
メーカーの場合は製品説明書やホームページに連絡先が記載されているので、これらを確認しましょう。

ただし、給湯器を設置・交換して間もないにもかかわらず水漏れした場合は、施工不良の可能性が大きいため、まずは施工業者に連絡することがおすすめです。

なお、所有しているマンションの場合でも、管理組合指定のメーカーや基準があることもあります。
所有しているマンションでも、念のため管理会社に確認しておくと安心です。

賃貸物件の場合

賃貸物件

大家/管理会社(組合)

基本的には、自己所有していない物件に住んでいる場合は業者ではなく、その建物の大家や管理会社(組合)への連絡が最優先です。

一般的に、契約期間中の住宅設備の不備や故障は、大家や管理会社が管理することになっています。
そのため、独断で修理や交換を行ってしまうと、後々トラブルに発展する可能性があるため、注意が必要です。

本来、大家や管理会社側で修理してもらえるものを、自費で修理してしまうのはもったいないことです。
正しくは契約書に記載があるため確認してから、連絡しましょう。

給湯器から水漏れを修理してくれる業者の特徴

修理業者

前述で所有している戸建て・マンションの場合、4つの連絡先があると紹介しました。
しかし、状況によって連絡先が代わるといえ、どこに連絡すべきなのか悩むものです。
ここからは、連絡先別の特徴を紹介します。

水漏れ箇所

連絡先

特徴

給湯器内部の水漏れ

メーカー

  • 経験豊富で素早く対応してもらえる
  • メーカー対応という安心感がある
  • 費用は比較的高くなる

給湯器外部の水漏れ

ガス会社

  • スピード重視
  • 安心感がある
  • 費用は比較的高くなる

給湯機販売業者

  • 交換の場合、給湯器の選択肢が豊富
  • 費用は比較的安価
  • 業者選びにリスクがある

水道修理業者

  • 水まわりの相談はできるものの、対応できる領域が他の業者より少ない

内部・外部どちらでも

施工業者(設置・交換して間もない場合)

  • 保証期間内であれば、無償対応してもらえることがある

上記にまとめた通り、メーカーやガス会社に修理を依頼した場合、費用は高いものの、安心感があります。
逆に、販売業者に依頼した場合は、費用を大幅に安く抑えられますが、業者選びを間違えると質の悪いサービスに当たったり、高額請求されたりすることもあるため、注意が必要です。

給湯器から繰り返し水漏れが起こる場合は交換も検討しよう

給湯器

給湯器からの水漏れが繰り返し起こる場合、寿命を迎えている可能性も考えられます。
修理を繰り返すと費用もかさむため、寿命だと感じたら交換するのも選択肢の一つです。
交換することで、安全に使用できるのはもちろん、ガス使用量を減らせたり機能性がアップしたりします。

例えば、パロマの高効率ふろ給湯器なら従来品と比較してガス使用量を15%削減できます。

ランニングコスト

また、お風呂の配管を自動で洗浄する機能も搭載されているのもうれしいポイントです。

給湯器が水漏れした際の連絡先は住宅の種類で変わる

給湯器が水漏れした場合の対処法と連絡先について解説しました。

戸建かマンションか、所有している物件なのかで連絡先は異なります。
賃貸の場合は大家か管理会社へ連絡し、所有している場合は水漏れ箇所によって連絡先が異なることを覚えておきましょう。

水漏れを放置しておくと、取り返しのつかない事故などにつながりかねないため、速やかに業者へ連絡することをおすすめします。

東京ガスに修理を依頼する

修理価格帯

給湯器の耐用年数注)は約10年です。軽微な修理であれば1万円以内で収まることも多く、交換に比べて費用を抑えることができます。
10年以内であれば再故障の発生確率も低いので修理で対応いただくことをおすすめします。

注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます