浴室暖房乾燥機の寿命とは?交換時期や交換すべきかを解説

浴室暖房乾燥機の寿命とは?交換時期や交換すべきかを解説

浴室暖房乾燥機を長く使用していると、寿命がどれくらいか気になる方も多いでしょう。 寿命を迎えた乾燥機を使い続けてしまうと、故障や不具合につながる可能性があるので注意が必要です。 寿命かどうか、交換が必要かどうかを見分けるには、浴室暖房乾燥機に注意サインが出ているかをチェックしましょう。 ただし使用年数によっては修理で済むこともあります。 この記事では、浴室暖房乾燥機が寿命を迎えたサインや、修理と交換のどちらで対応すべきかについてわかりやすく解説していきます。

最終更新日:2024年05月21日公開日:2024年05月03日

目 次

この記事でわかること

  • 浴室暖房乾燥機が寿命を迎えたサインがわかる!
  • 浴室暖房乾燥機が修理と交換のどちらを必要としているのかわかる!
  • 浴室暖房乾燥機の交換先の特徴がわかる!

浴室暖房乾燥機の寿命・耐用年数は10年

浴室暖房乾燥機の寿命・耐用年数は10年

浴室暖房乾燥機の寿命は一般的に10年と言われています。

これは、浴室暖房乾燥機を製造・販売しているノーリツなどのメーカーが、10年を「設計上の標準使用期間」と定めているためです。
ノーリツの公式サイトでは、以下のように記載されています。

浴室暖房乾燥機の設計上の標準使用期間は製造から10年です。長期使用されることが多い製品ですが、設計上の標準使用期間をめどに、安心して製品をお使いいただくため、点検・取り替えをご検討ください。

引用:【製品の寿命】点検・取り替えの目安について | アフターサポート|ノーリツ

ただし、あくまでも10年は目安であり、使用頻度や使用状況などによって安全に使える期間は異なる点に注意しましょう。
8年目を迎えたあたりから、「浴室暖房乾燥機の電源はきちんと入るか」「異音がしていないか」といったこまめなチェックが必要です。

浴室暖房乾燥機が寿命を迎えたサイン

ここからは浴室暖房乾燥機が寿命を迎えたサインを紹介していきます。
どれか一つでも当てはまる場合は、経年劣化していると考えましょう。

  • 機器本体や吹き出し口が変色・変形している
  • 運転開始までに時間がかかる
  • エラー表示の頻度が多い
  • 設置当初よりも、明らかに運転音が大きくなった
  • 振動音が大きい
  • 風量が弱い
  • 暖まらなくなった
  • 焦げ臭いニオイがする
  • 水が垂れてくる
  • 運転するとブレーカーが切れてしまう

とくに変色・変形している場合や焦げ臭いニオイがしてきたら要注意です。
思わぬ事故につながる可能性もあります。

浴室暖房乾燥機が寿命を迎えたら修理?交換?

浴室暖房乾燥機の交換は11~15万円※と、決して安くはない金額のため、修理で済ませたいとお考えの方も多いでしょう。

しかし、浴室暖房乾燥機の劣化状態によっては交換が必要となるケースもあります。
修理しただけでは適切に対処できていないこともあるため、どちらにすべきかきちんと判断しなければなりません。

※2023年12月時点、工事費などの諸経費すべてを含む価格

修理をおすすめするケース

  • 保証期間内の故障の場合

浴室暖房乾燥機がメーカーや設置業者の保証期間内であれば、交換より修理の方が費用を抑えられます。
メーカーに修理を依頼したときの費用構成は以下のとおりです。

料金 = 部品代 + 技術料 + 出張料 + 諸経費 + 消費税

故障の程度で多少異なりますが、費用は2〜5万円が目安です。

ただし、保証期間内であれば無償で修理してくれる可能性が高いでしょう。
メーカーの保証期間は1年が一般的といわれます。

浴室暖房乾燥機の使用年数が短いのであれば、まずはメーカーに修理が可能か相談してみましょう。

交換をおすすめするケース

  • 寿命を迎えたサインに該当する症状がある場合
  • 設置されてから10年前後が経過している場合

上記で紹介した「寿命を迎えたサイン」に該当する症状がある場合は、機器が経年劣化している可能性が高いため、交換することをおすすめします。

また、大きな不具合が特になくても、浴室暖房乾燥機の寿命である10年前後を迎えている場合も交換時期の目安です。

ただし、問題なく使えている場合は必ずしも交換が必要になるとは限りません。
浴室暖房乾燥機を引き続き使用するのであれば、安全のために法定点検を受けると安心でしょう。
法定点検は約1~2万円が相場です。

なお、交換を依頼する場合は、以下4つの業者から選ぶことになります。
それぞれのメリット・デメリットを紹介するので、ご家庭に合った業者を検討してみてください。

浴室暖房乾燥機の交換を依頼できる業者

業者の特徴

リフォーム会社

<メリット>
施工実績が豊富なため提案力に優れており、保証も充実している
<デメリット>
会社によって得意不得意がある

設置されている浴室暖房乾燥機のメーカーや設置業者

<メリット>
専門業者であるため技術力が高く、安心できる
<デメリット>
販売店経由での対応になるため、販売店の質に左右される

インターネット販売業者

<メリット>
費用が安くスピーディーに対応してくれる
<デメリット>
業者ごとに知識力・技術力に差があり施工不良を起こす可能性がある

家電量販店やホームセンター

<メリット>
実物を確認でき、セールやポイント還元などの割引を受けられる場合がある
<デメリット>
取り扱いがない商品は割高になり、工事の手数料が発生する

浴室乾燥機の交換をどこに依頼すべきか、法定点検の実施などについては以下のリンクを参照してみてください。

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浴室暖房乾燥機の寿命まとめ

浴室暖房乾燥機は約10年で寿命を迎えます。
ただし、使い方や機種によっては早く劣化する場合もあるため、8年目を過ぎたあたりからこまめに点検しておくと良いでしょう。

変色や異臭を感じたら寿命を迎えているサインです。
早急に修理または交換するようにしてください。
保証期間内なら修理、購入から10年経過している場合は交換がおすすめです。

自分で判断するのが難しい場合は専門業者に問い合わせるようにしましょう。

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

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