浴室暖房乾燥機はガス式と電気式のどちらがよい?種類別の特徴を解説

浴室暖房乾燥機はガス式と電気式のどちらがよい?種類別の特徴を解説

浴室暖房乾燥機には、洗濯物の乾燥や浴室を暖める機能があるので、梅雨や冬の時期でも快適に浴室を使用できます。 浴室暖房乾燥機にはガス式と電気式の2種類があるため、違いがわからずどちらがよいか悩むかもしれません。 本記事では、浴室暖房乾燥機のガス式と電気式の特徴を解説しています。 どちらがおすすめか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

最終更新日:2025年02月27日公開日:2025年02月04日

目 次

この記事でわかること

  • 浴室暖房乾燥機のガス式と電気式の特徴がわかる!
  • ガス式と電気式の違いがわかる!
  • ガス式と電気式はどちらがおすすめかわかる!

浴室暖房乾燥機はガス式と電気式の2種類

浴室暖房乾燥機は熱源により、ガスか電気かで分けられます。
まずは、それぞれの特徴を確認しましょう。

ガス式(温水式)

ガス式(温水式)とは、屋外に設置されている「給湯暖房用熱源機」(暖房付き給湯器)で温水を作り、乾燥や暖房を行うタイプです。
新規で設置するには浴室暖房用の熱源機が必要となるため、給湯器を交換しなければいけません。

そのため、本体の設置や導入には費用がかかります。
しかし、電気式に比べてパワーが強く、乾燥や暖房が短時間で済むのがメリットです。

電気式

電気式は電気を熱源とし、さらに電気ヒーター式とヒートポンプ式の2種類にわかれます。
電気ヒーター式は乾燥機内で熱を作り、ヒートポンプ式は外気を温めて熱を作る仕組みです。

一般的に、ヒートポンプ式のほうが電気代は安いと言われています。
また、ガス式のように屋外の熱源機を設置する必要はありません。

室内機のみの設置なので、ほとんどの浴室に設置が可能です。
また、交換するためにかかる工事の時間は、2~3時間程度で終わるのが魅力です。

浴室暖房乾燥機のガス式と電気式を比較

浴室暖房乾燥機のガス式と電気式の違いを、次の2点で比較して解説します。

  • ランニングコスト
  • 設置費用

具体的な金額の目安も掲載しているので、ご確認ください。

ランニングコスト

電気式のタイプは、熱源が電気のみなのでかかるコストは電気代だけです。
一方で、ガス式は「ガスの消費量×ガスの契約料金」でコストを算出します。

加えて、ガス式は電気代も計算する必要がありますが、1時間あたりの電気代は約11円なので、それほど大きな負担ではないでしょう。

タイプ

1時間あたり

1回あたり

1ヵ月(30日)あたり

1年あたり

電気式

約39円

約78~156円
(2~4時間)

約2,340~4,680円

約28,080~56,160円

ガス式(温水式): 都市ガス+電気代

約49円

約49~98円
(1~2時間)

約1,470~2,940円

約17,640~35,280円

ガス式(温水式): プロパンガス+電気代

約95円

約95円~190円
(1~2時間)

約2,850~5,700円

約34,200~68,400円

※温水式浴室暖房乾燥機の中で人気のある商品で衣類乾燥を「自動」または「タイマー」で使用した場合の消費電力

上記の表のとおり、ランニングコストだけで比較すると、1時間あたりの金額はガス式よりも電気式の方が安いことがわかります。

しかし、電気式のほうは乾燥までに時間がかかります。
ガス式の方がパワーが強く、電気式と比べて乾燥にかかる時間を短縮できます。

洗濯物の量が多い家庭はガス式の方がコストを抑えられるので、どちらがお得かは一概にはいえません。

浴室暖房乾燥機のガス代や電気代については、下記の記事で詳しく解説しています。
また、節約するコツも紹介しているので、あわせてご覧ください。

設置費用

一般的に、電気式のほうが初期費用を抑えられます。
なぜなら、電気式は室内機の設置だけで済むので、ガス式と比べると工事が簡単に終わるためです。

一方でガス式は、浴室暖房用の専用回路を持った熱源機(暖房付き給湯器)が必要です。
また、温水を循環させるための「配管工」と呼ばれる工事が必要なので、作業にかかる費用は高額になる傾向にあります。

下記の表は、ガス式と電気式の浴室暖房乾燥機をまとめたものです。

※本体価格に加えてリフォームに必要な工事費用も含まれています
※ガス式(温水式)に必要な暖房付き給湯器の設置には別途費用がかかります

タイプ

モデル名

費用

電気式

マックス プラズマクラスター搭載モデル・100V

  • 総額:124,800円(税込)〜

マックス プラズマクラスター搭載モデル・200V

  • 総額:148,800円(税込)〜

ガス式(温水式)

リンナイ 標準タイプ

  • 総額:152,400円(税込)〜

ノーリツ​ 標準タイプ

  • 総額:142,800円(税込)〜

浴室暖房乾燥機の交換やリフォームにかかる費用は、以下の記事で解説しているので、あわせてご参照ください。

浴室暖房乾燥機はガス式と電気式のどちらがおすすめ?

初期費用を節約したい方には、電気式がおすすめです。
工事が複雑ではないため、ガス式と比較すると設置費用を抑えられます。

また、1時間あたりのランニングコストを比較すると、電気式のほうがお得です。
プランによっては夜間に使用すると電気代を抑えられるので、夜にまとめて洗濯すると、さらに費用を節約できるでしょう。

一方、洗濯物の量が多く、早く乾かしたい場合はガス式がおすすめです。
ガス式のほうがパワーが強く短い時間で乾燥できるので、結果的に光熱費を抑えられます。

まとめ

浴室暖房乾燥機には、ガス式と電気式の2種類があります。
ガス式は熱源機の設置が必要なので初期費用はかかりますが、パワーが強く乾燥までの時間を短縮できます。

電気式は室内機の設置だけなので、初期費用を抑えることが可能です。
ただし、乾燥するまでの時間はガス式と比較すると長くなり、結果的に電気代が高くなるケースがあります。

それぞれの特徴を整理して、ご家庭に合った浴室暖房乾燥機を選びましょう。

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  • この記事の監修者

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