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お風呂リフォームにかかる期間はどのくらい?必要な日数を徹底解説!

住宅の水回りのなかでも規模が大きいお風呂のリフォームは「まとまった工事日数が必要だし、我が家では何日も時間がとれない」と考えて工事を見送っている方も多いようです。 しかし、実際にどれぐらいの工事日数がかかるかをご存じでしょうか。 実は、近年のユニットバスは昔の商品と比べて施工性が格段に上がっており、みなさんが思うよりもはるかに早いスピードで工事が完了します。 今回はお風呂のリフォームにかかる工事日数について、工事内容と照らし合わせながらご紹介します。

最終更新日:2024年07月08日公開日:2024年05月02日

目 次

この記事でわかること

  • お風呂リフォームに必要な期間がわかる!
  • ユニットバスからユニットバスへの交換や在来浴室からユニットバスへの交換の期間がわかる!
  • その他、部分リフォームなどの期間についてもわかる!

お風呂リフォームに必要な期間

お風呂リフォーム

お風呂のリフォームに必要な日数を工事内容ごとにご紹介すると下記の表の通りです。
工事の範囲や現場の状況によって多少の前後もありますが、一般的なユニットバスの交換であれば1日で完了する工事もめずらしくありません。

工事内容

工事日数の目安

ユニットバスからユニットバス

1~3日

在来浴室からユニットバス

3~5日

浴室&洗面所をセットでリフォーム

2~5日

部分リフォーム

1~3日

また、分譲マンションでのリフォームの場合、駐車場やエレベーターの有無、工事時間の制限、作業場所や搬入経路の自由度によって工事期間が変わります。
以下の記事では、マンションでのお風呂リフォームについて解説しているのでマンションにお住まいの方は参考にしてください。

ユニットバスからユニットバス

現在ユニットバスを使用しているお宅では、交換後もユニットバスを採用するのが一般的です。
ユニットバスからユニットバスへの交換に必要な期間や作業内容をみていきましょう。

リフォームに必要な期間

一般的なユニットバスの交換工事は1日で完了します。
しかし、現場状況やサイズによっては2日、3日と日にちがかかる場合もあります。

リフォーム期間を延ばす主な要因は、天井裏の梁や障害物によってユニットバス本体に梁加工をしなければならないケースや、窓枠の造作をする場合です。

どちらか片方であれば1日で完了することもありますが、両方であれば2日以上の日数がかかります。

また、ユニットバスのサイズも工事期間に影響があり、1116や1216といった小さめのサイズは1日で完了しますが、近年主流の1418や1620といった大きなサイズになると2日以上の日数を要することがあります。

スケジュール・作業内容

ユニットバスの交換を簡潔に説明すると、解体後に工場で作られた各パーツを現場にて組み立てていく作業です。

具体的には以下の6ステップで作業を行います。

  1. 養生(搬入経路、作業場所、宅内)
  2. 既存ユニットバス解体・廃材搬出
  3. 配管工事(給水・給湯管、排水管)
  4. 商品の加工、組み立て
  5. 湯張りなどのテスト
  6. 仕上げ・掃除

作業慣れしている職人は、解体さえスムーズに終われば半日程度でユニットバスを組み上げることが可能です。

裏を返せば解体が難航すると、組み立て作業が遅れます。

そのため、お風呂工事に慣れていない業者はあらかじめ作業を分割し、1日目は既存ユニットバスの解体作業だけを行い、2日目からユニットバスの組み立てを行うこともあります。

また、リフォーム工事は調査時に目視できない箇所が必ず存在します。
解体して初めてわかる事実(設置を妨げる下梁や配管の存在)によるトラブルの発生も少なくありません。

止むを得ないトラブルに冷静に対応できる経験や知識をもった業者へ依頼するのもお風呂リフォームのポイントです。

在来浴室からユニットバス

在来浴室から、断熱性能に優れたユニットバスに交換するお宅も多いです。
ユニットバス交換と比べると、難易度の高い在来浴室からのリフォームにかかる期間や手順をご紹介します。

リフォームに必要な期間

在来工法の浴室からユニットバスに交換するときは、3〜8日ほどの日数がかかります。

在来工法はユニットバスと違い、規格が存在しないので住宅によって造りや構造がさまざまです。
そのため、次に設置するユニットバスの規格に合わせた施工を施す必要があります。

その施工の一つが「斫り(はつり)工事」です。
斫り工事とは、在来浴室の壁、床、ドア回りのモルタルを壊したり、整形したりする作業のことをいいます。

斫り工事は労力、騒音、費用の全てに大きな影響を与える工事項目です。

また、斫り工事のあとに「土間打ち」が必要になるケースでは、トータルの工期が一週間前後かかってしまうこともあります。

スケジュール・作業内容

在来工法の浴室からユニットバスへの交換は、設備の解体や斫りでユニットバスを設置できる環境をつくり出し、ユニットバスを組み立てていく作業です。

具体的な手順は以下の通りです。

  1. 養生(搬入経路、作業場所、宅内)
  2. 浴槽や水栓などの設備撤去
  3. 壁・床の斫り工事
  4. 配管工事(給水・給湯管、排水管)
  5. 商品の加工・組み立て
  6. 湯張りなどのテスト
  7. 仕上げ・掃除

手順4以降の工程はユニットバスからユニットバスへの交換と同様で、大きな違いは手順3の「壁・床の斫り工事」です。

在来浴室の壁・床・ドア回りのタイルやモルタルを斫り、新しく設置するユニットバスが納まるように空間を調整します。

斫り工事の調整だけでユニットバスが設置できなければ、土間打ちをして設置環境を整えなければなりません。

土間打ちを実施した場合、流し込んだモルタルを固めるために1〜3日ほど作業がストップすることもあるので、スケジュールをうまく調整する必要があります。

浴室&洗面所をセットでリフォーム

住宅のなかでも浴室と洗面所は隣接していて関わりが強い設備です。
そのため、同時に工事することで意匠性の統一やコストを削減することができます。

ここでは、浴室と洗面所をセットでリフォームした際の期間やスケジュールをご紹介します。

リフォームに必要な期間

セットリフォームの期間を算出する方法は、お風呂の工事日数+洗面所工事1〜4日です。

洗面所のリフォームは設備のみであれば半日〜1日、内装工事を含めると1〜2日ほどで完了します。
配管工事を行うために床を解体・造作する場合は3日以上かかることもあります。

スケジュール・作業内容

セットリフォームの場合、基本的にはお風呂の工事が終わってから洗面所の工事を行います。
(洗面所リフォームを先に行うと、ユニットバスの資材搬入出時に新しい洗面台や貼りたてのクロスを傷つける恐れがあるため)

洗面所リフォームの大まかな流れは以下の通りです。
先にご紹介したお風呂リフォームのスケジュールに下記の手順が追加されます。

洗面台のみ
(半日〜1日)

洗面台+内装工事
(1〜2日)

大工工事込み
(3〜4日)

  1. 養生
  2. 洗面台撤去
  3. 配管工事
  4. 下地造作工事
  5. 洗面台取り付け
  6. 仕上げ・掃除
  1. 養生
  2. 洗面台撤去
  3. 配管工事
  4. 内装材撤去
  5. 下地造作工事
  6. クロス・CF工事
  7. 洗面台取り付け
  8. 仕上げ・掃除
  1. 養生
  2. 洗面台撤去
  3. 内装材撤去
  4. 床解体
  5. 配管工事
  6. 床造作工事
  7. 下地造作工事
  8. クロス・CF工事
  9. 洗面台取り付け
  10. 仕上げ・掃除

お風呂の工事は洗面所よりも先に行いますが、お風呂のドア枠だけは洗面所の内装工事が終わってから取り付けることで、よりきれいに仕上がります。

部分リフォーム

お風呂のリフォームといえば、「浴槽交換」「パネル張り替え」「床シートの張り替え」などの特定箇所のみのリフォームも可能です。
部分リフォームは半日〜1日で終わることがほとんどで、長くても2日で完成します。

工事内容と期間について理解はできたけど、費用についても知りたいという方は、こちらの記事も併せて参考にしてみてください。

お風呂リフォームに必要な期間からスケジュールを組み立てよう

今回は、お風呂リフォームの工期に焦点をあてて解説しました。
お風呂リフォームの期間は工事内容や範囲、現場の状況によって異なります。

ユニットバスからユニットバスへ交換する場合は1〜2日で完成しますが、既存が在来工法の浴室の場合は3日以上かかることを念頭に置いて、スケジュール調整することをおすすめします。

ただし、今回は特殊な工事を除いた基本工事を前提にご紹介しています。
正確な工期については専門業者の現場調査を受けて判断してもらうようにしましょう。

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

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