お風呂のリフォームをおしゃれにするための要素とは?実際の事例も紹介

お風呂のリフォームをおしゃれにするための要素とは?実際の事例も紹介

おしゃれなお風呂に憧れるけれど、実際どのようなデザインを選んだら素敵なお風呂になるのか分からないとお悩みの方もいることでしょう。 そこで、プロの目線から見た「スタイリッシュなお風呂リフォームのための8つの要素」を解説します。 また、おしゃれで快適なお風呂へのリフォームに成功されたご家族の事例もあわせてご紹介します。 設置した商品・機種やリフォーム総額も公開していますので、参考にしてください。

最終更新日:2024年07月08日公開日:2024年07月08日

目 次

お風呂のリフォームでおしゃれな空間を作る8つの要素

お風呂をリフォームするうえで、考える要素は数多くありますが、特に注目したいポイントを8つ挙げてみました。

  1. お風呂場のスタイル
  2. 浴槽の素材
  3. 浴槽の形状
  4. 浴槽の色
  5. 床・壁の素材やデザイン
  6. 浴室の照明
  7. 扉の種類
  8. 水栓・シャワー

それぞれについて詳しく解説していきます。

1.お風呂場のスタイル

1.お風呂場のスタイル

まず考えてほしいのがお風呂のスタイルです。
北欧スタイル、アジアンスタイル、ハーフユニットバスや露天風呂スタイルなど、お風呂にはさまざまなスタイルがあり、それによってお風呂の印象はがらりと変わります。

住宅の雰囲気に合わせてテイストを考えてみても良いですし、窓を開放的にして露天風呂スタイルにするのも、おうちにいながら温泉気分を味わえて楽しいことでしょう。

レトロ風な見た目を希望される方は、在来浴室や、ハーフユニット(壁上部が在来浴室で、壁下部・洗い場・浴槽がユニットバスになっているお風呂)といった選択肢もあります。
ただし、こちらは対応できる業者や商品数が限られていたり、リフォーム費用がかさむという点も考慮した方が良いでしょう。

浴室が2階にある場合などは住宅の構造によって多少制限はありますが、デザインについてご希望があれば、ぜひ一度ご相談ください。

※注意:在来浴室・ハーフユニットへのリフォームについては対応していません。

2.浴槽の素材

2.浴槽の素材

あまり知られていませんが、浴槽の素材には種類があります。
素材によって、耐久性やお手入れのしやすさ、肌ざわりなどが異なるため、ショールームなどで実物をご覧になることをおすすめします。

一般的に広く普及しているのはFRPです。
ガラス繊維強化プラスチックという樹脂素材から出来ていることもあり、軽量で価格も比較的安いのがメリットといえます。
その一方、汚れが他の素材に比べてつきやすいことがデメリットです。

また、ユニットバスで採用されることが多いのが人工(人造)大理石です。
天然石のような見た目と、比較的汚れがつきにくいのが魅力で、人気を集めています。

ほかにも、見た目の重厚感から、ホーローも高級志向の方から好まれています。
ホーローは、鋳物や鋼板の表面にガラス系の釉薬を焼き付けたものです。
この表面のガラス質が傷つくと水が浸み込み、サビの原因になるのがデメリットといえます。

これらの特徴を踏まえて、浴槽の素材も選ぶようにしてみましょう。

3.浴槽の形状

3.浴槽の形状

浴槽の形にも色々なタイプがありますが、入浴スタイルによってお選びいただくと良いでしょう。

たとえばシンプルなストレートタイプは、一人で入浴する方や、深めの浴槽が好みの方に適しています。
同じ直線でも斜めの形状のものは、洗い場が狭いお風呂でも広く感じる効果があります。

半円型など曲線タイプは膨らんだ部分にゆとりが生まれるため、お子様と入浴する人におすすめです。
半身浴する方には浴槽内に段差のあるタイプが良いですね。また小さいお子様が、段差に腰掛けて入浴することも可能です。

4.浴槽の色

4.浴槽の色

浴槽の色はお風呂の空間の中でも重要な部分になります。
お風呂の雰囲気にも影響するので、お好みのイメージにあったカラーを選びましょう。

例えば、白系は清潔感があり、明るいお風呂を演出するのにぴったりです。
お湯が水色に見えることから爽やかな印象になります。

一方、黒系はシックで大人の雰囲気が好きな方におすすめです。
高級感を出したい場合には、ダークな色合いが良いでしょう。

ナチュラルなイメージや、和風の雰囲気を好む方には木目調の浴槽という選択肢があります。
自然な雰囲気が癒やしの空間を演出してくれます。

ほかにも、個性的なお風呂にしたい方はビビッド系のカラーを選んでみるなど、浴槽の色だけでも選択肢は豊富です。
浴槽の色からメーカーを選ぶというのもひとつの方法になるかもしれません。

5.床・壁の素材やデザイン

5.床・壁の素材やデザイン

お風呂の中で一番広い面積を占めるのは壁です。
どのようなカラーや素材を選ぶかによって、全体のイメージがかなり変わってきます。

素材としては樹脂やホーロー、タイル・天然の木材などがあります。

一般的なものは、樹脂です。
安価なこともありますが、カラーや模様などの種類が豊富なので、選び方次第でお好みの雰囲気にすることができます。

重厚感が出るのは浴槽と同じようにホーローです。
ただし重量があるため、2階にお風呂がある場合などは採用できない可能性がありますので、ご希望の場合はご相談ください。

壁をタイル張りにしたい場合は、在来浴室やハーフユニットになります。
タイルは冬場には冷たくなりますが、ハーフユニットで壁の上部だけ限定的に使用するのであれば、冬の寒さも気になりません。

温泉地の旅館をイメージされるのであれば、ヒノキを壁の板材として利用しても素敵です。
ご自宅で温泉地のような雰囲気を味わうことができます。

6.浴室の照明

6.浴室の照明

浴室照明の選び方次第で、その空間の印象は大きく変わります。

  • 電球色
    例えば、電球色は温かみがあり、リラックスタイムに適しています。
    一方、昼光色は青白い光なので、爽やかな印象になり朝のシャワーなどにぴったりです。
    調色・調光できるタイプであれば、シーンに応じて変化させることができますのでおすすめです。
  • 照明器具のタイプ
    照明器具のタイプによっても印象が変わります。
    天井に埋め込まれたような形状のダウンライトは、目立たず天井と一体化しているので、空間を広く感じることができます。
    ライン状の照明であれば、シャープなイメージになります。
  • メーカーごとの特徴
    メーカーによってもライトの印象は変わります。
メーカーごとの特徴

ショールームで見たスタッフの意見にはなりますが、TOTOは足元の照明にこだわりがあり、焚火のような柔らかい照明も素敵でした。

TOTO足元の照明

LIXILは、部屋全体を照らす照明が特徴的で、都会的なお風呂という印象を受けました。

実際にショールームで見るとイメージがつかめます。
ショールームへのご案内も可能なので、気になるものがあればぜひ一度見学に行ってみてください。

  • オプションでよりこだわりの空間演出
    他にもシャワーや肩湯など、水流自体をライトアップする照明などもあります。
    照明に凝ることで、我が家だけのお風呂になり、非日常の空間を演出することができます。

7.扉の種類

扉にも、開き戸や折れ戸、引き戸といったさまざまなタイプがあり、それぞれにメリットがあります。

たとえば車いすなどを利用する場合は、広い開口部をとることができる引き戸がおすすめです。

他にも、カビの発生や浸透をおさえることができるパッキンを採用した扉や、そもそもそのパッキンをなくした扉などもあります。

また、おしゃれなお風呂といえば、ガラス張りのお風呂をイメージする方もいるかもしれません。
ガラスの開放的で明るいお風呂はやはり素敵です。
ただ、そこまではハードルが高いと思われる方には、ドアをガラス扉にする方法があります。
クリアガラスだけではなく、擦りガラスタイプやスモークタイプもありますので、お好みでお選び下さい。

8.水栓・シャワー

水栓やシャワーは機能が重要ですが、実はおしゃれなお風呂を演出するのにも役立ちます。

例えば、オーバーヘッドシャワーは、従来の手でシャワーヘッドを持って使うタイプと違い、ヘッド部分が頭上辺りで固定されているタイプのシャワーです。
海外風のデザインになり、おしゃれな雰囲気のお風呂になります。

また、機能的にも、一般的なシャワーよりもヘッド部分が大きいため、入浴と同じぐらい身体を温めることができます。
想像以上に気持ちよく、リラックス効果もあります。

8.水栓・シャワー

また、LIXILのボディハグシャワーという商品もあります。
こちらは鏡と一体化したシャワーで、棒状の2本の吐水面からの水流が身体全体を温めてくれます。
この商品のメリットは立った状態でも、座った状態でもシャワーを浴びることができるので、ご高齢の方でも気持ちの良いシャワーを味わうことができます。

お風呂をリフォームしておしゃれな空間を手に入れよう

お風呂は一日の疲れを癒やす空間です。
リフォームをするのであれば、おしゃれでこだわりのある空間にしましょう。
バスタブや壁、照明などにはさまざまなバリエーションがあるため、お好みのタイプを選んでください。

また、各メーカーから便利な機能や、抗菌・防カビ効果のある製品などが発売されています。
長く快適にお使いいただくためにも、お手入れのしやすさや機能も重視してお選びいただくことをおすすめします。

まずは、実際の事例をご参考にしていただき、お好きなデザインや重視するポイントをおさえましょう。

おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます