お風呂リフォーム中の入浴はどうする?解決策と知っておきたいポイント

お風呂リフォーム中の入浴はどうする?解決策と知っておきたいポイント

お風呂のリフォームを検討している人のなかには、リフォームの間は入浴をどうするのか心配されている人も多いでしょう。 実際に浴室リフォームの打ち合わせをしていると、「リフォーム中はお風呂に入れますか?」というご質問をよくいただきます。 今回はお風呂リフォーム中の入浴問題について、解決策やポイントを交えてご紹介します。 これからお風呂のリフォームを予定している人は、ぜひ最後までご覧になって、参考にしてください。

最終更新日:2024年05月17日公開日:2024年05月02日

目 次

浴室のリフォーム中はお風呂に入れない

結論から申しますと、どのような規模の工事であってもリフォームをしているその間はお風呂に入ることができません。

たとえ製品が組み上がっていて、工事が終わっているように見えても、防水処理が済んでいない場合や通水テストが完了していない場合が考えられます。
業者から引き渡しをされるまでは絶対に入浴しないようにしましょう。

浴室のリフォームを実施する際は、事前に入浴問題を解決する方法を考えたうえで、できるだけ快適に過ごせるような計画をたてておくことをおすすめします。

また、日をまたぐ工事で職人さんが撤収したあと、工事途中の浴室へ行って工事の状況を確認するのは避けてください。うかつに触れて商品の破損やケガを招く恐れがあり大変危険です。
どうしても気になる場合は、職人さんがいるときに安全を確保した上で見学するようにしましょう。

お風呂リフォーム中の入浴問題を解決する方法

お風呂リフォーム中の入浴問題を解決する方法

お風呂リフォームの懸念点として、工事期間中の入浴をどうするかという問題があります。
工事の規模やご家庭にあった方法で対策をする必要があり、工事中の快適さを左右する大切な事項です。

これから工事を予定している人は、ご紹介する方法を参考にどの方法が適しているか検討してみてください。

銭湯を利用する

もっとも一般的で現実味のある解決策として、銭湯などの入浴施設を利用する方法があります。

数日間の工事となれば、施工中の騒音や不便さにストレスを感じる場合もあります。
せっかくの機会とポジティブに捉えながら、毎日利用する入浴施設を変えてみても、旅行気分を味わえて楽しめるでしょう。

また、近年ではシャワー付きの漫画喫茶もたくさんあります。こちらは時間も選ばず手軽に利用できるので便利です。

親戚や知人宅のお風呂を借りる

家から近い実家や親戚、マンション内の友人や近所の知人宅のお風呂を借りるのもひとつの方法です。
その際には、手土産のようなお礼の気持ちを伝えられるものを用意するのが一般的です。
お風呂を借りるご家族との関係に応じて用意するようにしましょう。

普段とは違ったコミュニケーションがとれることはメリットですが、相手の都合があることを忘れず事前に連絡を取り合って時間を決めておくとトラブルの回避につながります。

また、逆の立場になったときは快くお風呂を貸し出すなど、お互い様の精神で関係に亀裂が入らないようにすることも大切です。

スポーツジムを利用する

浴室のリフォーム中はスポーツジムのシャワーやお風呂を活用する方法もあります。

普段から利用している方に限定されるイメージが強いですが、在来浴室からユニットバスへの交換など、長い工期がかかる場合は1ヶ月分の契約をして利用するのもおすすめです。

初月割引などのキャンペーンを利用すれば他の解決策より安くなることもあるので、運動不足の解消を兼ねてお試し入会を検討してみても良いでしょう。

短期間であれば入浴せずに過ごす

1〜2日程度の工事期間であれば入浴せずに過ごす方法もあります。
特に夏場などの汗をかきやすい時期でも、市販のボディシートや濡れタオルで身体を拭くなどして乗り切れます。

また、1日で工事が完了する場合は翌朝に入浴するのがおすすめです。
ユニットバスは引き渡しが完了した時点で入浴することができますが、固まっていないコーキングに誤って触れてしまうと、防水性能が落ちたり見た目が悪くなったりするので注意してください。

スーツの男性と夫婦のような男女が向かい合って座っている

2024年05月28日

お風呂のリフォーム時期かも?タイミングを見極めるポイントも解説!

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仮住まいする

在来浴室からユニットバスへの交換や増築を伴う浴室工事などで、数週間以上の工期がかかる場合は、別の場所へ仮住まいする方も少なくありません。

主な仮住まい先は、短期賃貸やビジネスホテルがあります。

これまでご紹介した方法に比べて費用は割高になりますが、工事の騒音や水回りが使えない不便を気にする必要がなくなるので、工事中のストレスを最小限に抑えたい方に適しています。

工事の進捗によって利用期間が変わるので業者と打ち合わせをしながら調整しましょう。

仮設風呂を設置してもらう

地方在住や高齢者と同居されているご家庭で、入浴施設の利用や知人宅のお風呂を借りることがむずかしい場合、仮設風呂をレンタルして工事中の入浴問題を解決する方法もあります。

ただし、レンタル期間は1ヶ月間からなどといった条件があることも多いので注意が必要です。
また、レンタル料金以外に搬入・搬出費や設置・撤去費、配管工事費が必要なため、10〜20万円ほどの費用が余分にかかることになります。
家族や業者とよく話し合い、計画的に利用しましょう。

お風呂リフォーム中の入浴問題は工事規模で考える

お風呂リフォーム中の入浴問題は工事規模で考える

お風呂のリフォーム中の入浴問題は、工事の規模によってどのように対処するべきかが変わります。
リフォーム期間中のストレスを最低限にとどめるため、工事規模ごとにおすすめの方法をご紹介します。

小規模な浴室工事の場合【1〜2日工事】

ユニットバスからユニットバスへの交換など、1〜2日で終わる工事であれば下記の方法が適しています。

  • 銭湯を利用する
  • スポーツジムを利用する
  • 親戚や知人宅のお風呂を借りる
  • 入浴せずに過ごす

1日工事であれば翌朝以降の入浴を推奨していますが、どうしても入浴せざるを得ない場合は工事が終わったその日に使用することも可能です。
ただし、コーキングは塗布した直後から水に濡れることは問題ないものの、固まる前に触ってしまうと防水性能や見た目が悪くなる点には注意してください。

普段は行くことのない地元の入浴施設で小旅行気分を堪能したり、コミュニケーションを兼ねて親戚や知人宅のお風呂を借りたりすれば、ちょっとしたイベントのような体験ができるでしょう。

※お客さまの要望によって大工工事や内装工事が追加で必要になり、エリアによって施工店が変更になるため1~2日程度追加で日数がかかる場合もございます。

大規模な浴室工事の場合【3〜7日工事】

在来浴室からユニットバスへの交換や洗面所との同時工事で長期間お風呂が使えない場合は以下の方法がよく使われます。

  • 銭湯を利用する
  • スポーツジムを利用する

最大でも1週間程度の工事であれば仮住まいをするほどではないので、上記の方法と「入浴せずに過ごす」を組み合わせて乗り切ると良いでしょう。

とくに銭湯を利用するケースでは、日替わりでさまざまな施設を利用して楽しむこともできます。

親戚や知人宅のお風呂を借りようと考える人もいますが、何日も立て続けに借りることになれば先方の負担はとても大きくなります。
相手の都合や手間を考えて、多くても工事期間中の1〜2回ほどお世話になる程度にとどめておくのが無難です。

浴室以外の工事を含むリフォームの場合【1週間以上の工事】

間取り変更や増築を伴い、1週間〜1ヶ月ほどの工期がかかる工事では、費用は割高ですが以下の方法を取るとストレスを感じにくいでしょう。

  • 仮住まい
  • 仮設風呂

工事中の騒音に加えて設備の使用が制限される不便な住宅での生活は、心身ともにおおきな負担がかかります。
工事の内容や規模に沿って適した方法を選択してください。

ただし、業者によっては仮設風呂の設置に対応できない可能性もあるので契約前に確認が必要です。

お風呂リフォーム中に関する知っておきたいポイント

お風呂リフォーム中に関する知っておきたいポイント

お風呂リフォームの期間中は入浴問題について事前に計画しておくことも大切ですが、そのほかにもおさえておくべきポイントがあります。

見落としがちなポイントもあるので、リフォーム中でもできるだけ快適に過ごすためにチェックしましょう。

工事内容によって工事期間が変わる

浴室のリフォームは工事の内容によって工期が変わります。
もともとの浴室タイプも工事日数に影響を与えるので下記の表を参考にしてください。

ユニットバスからユニットバス

1〜4日

在来浴室からユニットバス

3〜6日

在来浴室から在来浴室

1週間以上

浴室の工事の中でもっとも一般的なユニットバスからユニットバスの交換は、工事日数が短く済むケースが多く、1日で完了する現場も少なくありません。

対して在来工法の浴室が絡む工事は、解体作業やユニットバスを組み立てる前の整地に手間がかかるため、工期が長くなる傾向にあります。

ご自宅の浴室タイプや工事の内容を考慮して、工事期間に合わせた入浴問題対策を検討しましょう。

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2024年05月17日

お風呂リフォームにかかる期間はどのくらい?必要な日数を徹底解説!

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工事中は洗面所は使えない

お風呂の工事を行っている最中、洗面所は作業場となるため入ることができません。
洗面台や収納へ養生をすることで収納物を取り出すことも困難になるため、必要なものは事前に取り出しておきましょう。

また、作業中は粉塵が舞うので、歯ブラシやコップなどをリビングのような別室に移動しておくほうが衛生的です。

数日間の工事期間中に職人さんが撤収したあとは洗面所へ入れますが、釘や工具などが落ちていることがあるので注意してください。

トイレが使えなくなることもある

ご自宅のお風呂はビジネスホテルなどでよく目にするような、浴室内にトイレが設置されている3点ユニットでしょうか。
その場合、トイレも同時解体することになるため工事期間中はトイレを使用できません。

水回り設備の中でもトイレは使用頻度や必要性がもっとも高く、使えない期間の負担が大きいです。

夜間も含めてご自宅周辺にトイレを利用できる施設があるかを事前に確認しておきましょう。

キッチンやトイレが使えない時間がある

浴室のリフォームでは給水・給湯管の切断を含む工事があり、工事中は一時的な断水によって水道が使えない時間帯があります。

洗い物は事前に済ませておくか、使い捨ての紙皿やコップを使用するなどの対応が必要です。

また、トイレはもともとタンクに溜まっている分の洗浄水は使用できるものの、それ以上の利用が見込まれる場合はバケツやペットボトルに予備水を用意してタンクへ継ぎ足しながら使用することになります。

事前対策をしてお風呂リフォーム中も快適に過ごそう

本記事では浴室リフォーム中の入浴問題について解説をしました。

お風呂に限らず住宅リフォームの期間中は多少の不便を感じる場合もあります。しかし、浴室リフォームの場合は以下のような対応が可能です。

  • 銭湯を利用する
  • スポーツジムを利用する
  • 親戚や知人宅のお風呂を借りる
  • 短期間であれば入浴せずに過ごす
  • 仮住まいを利用する
  • 仮設風呂を設置してもらう

このような対策を事前に計画しておくことで、銭湯巡りや気分転換の機会として思い切って楽しんだり、工事中のストレスを軽減したりすることができます。
工事中に不便を感じるポイントを知ったうえで事前対策をして、お風呂リフォームの期間を快適なものにしましょう。

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

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