お風呂掃除

お風呂の排水口のつまりを解消!自分でできる効果的な掃除方法と注意点を解説

お風呂掃除のポイントの1つが、排水口のつまりです。普段から掃除をしていても、いつの間にか髪の毛やせっけんカス、皮脂などが排水口につまり、水の流れが悪くなります。放置していると排水口の汚水が逆流する可能性もあるため、お風呂を衛生的に保つためにも、排水口のこまめな掃除が必要です。 本記事では、お風呂の排水口がつまる原因と自分でつまりを解消する効果的な方法、さらには排水口をつまらせないための工夫などを解説していきます。

最終更新日:2024年06月27日公開日:2024年04月09日

目 次

お風呂の排水口がつまる原因

お風呂の排水口がつまる原因

お風呂の排水口は家族全員が毎日の入浴で利用するため、キッチンや洗面所などと比べてもつまる頻度が高い箇所です。気づかないうちにつまりの原因となるゴミや汚れ、ぬめりが発生し、高温多湿を好む雑菌が繁殖しやすい場所です。このような目には見えない要素がいつのまにか蓄積して排水口や配管にこびりつき、水の流れを悪くしています。こうしたお風呂特有のトラブルの原因を解説します。

浴室内で出る髪の毛やせっけんカスのつまり

お風呂の排水口につまるのは、髪の毛や体から出たアカ、せっけんカスです。抜け毛の本数は1日に平均50~100本で、そのうちの6割が髪を洗っているときのものだと言われています。それほどの本数が毎日シャンプーやリンスなどのせっけんカスと一緒に流れ、排水口に蓄積していきます。

さらに、雑菌によるぬめりも排水口をつまらせる原因となります。お風呂では室温と湿度が高い上、体から出たアカが雑菌にとっては格好の栄養分になってしまい、カビへと変化します。カビになると、壁や床に根を張りながら定着してしまうため、ぬめりのようにスポンジやブラシで擦るだけでは落ちなくなってしまいます。

屋外の排水桝でのつまり

お風呂の排水口がつまる原因は、浴室以外にも屋外にある排水桝という設備の可能性もあります。排水桝は一時的に枡の部分に排水や汚水が溜まり、そこで異物やゴミが蓄積されるようになっています。大きな異物やゴミを排水桝で沈殿させた上で、下水管へと流れていく仕組みです。

この排水桝にせっけんカスや髪の毛が蓄積することで配管の流れを悪くし、お風呂の排水がうまくできない状態になっているケースが多いです。特にせっけんカスは冷えると固形になるため、排水管の内側に固着して水の流れを妨げてしまいます。固着した量が増えると排水が逆流し、浴槽内の排水口から不衛生な水が溢れてくる可能性もあります。

お風呂の排水口のつまりを自分で解消する方法

ここからは、自分で排水口のつまりを解消する方法を紹介します。専用の道具や身近にある物を使った方法などを6つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. ラバーカップ(スッポン)を活用する

ラバーカップ(スッポン)

ラバーカップは、スッポンとも呼ばれる道具です。トイレのつまりに使われることが多いですが、トイレに限らず、お風呂の排水口つまりにも使用できます。ラバーカップの先端部分が浸かる程度に水を張って作業すると、水圧でより高い吸引力を発揮します。

以下が具体的なラバーカップの使い方です。

  1. ラバーカップと排水口を並行に密着させる
  2. ゆっくり押し込んで、カップ内の空気を抜くようにへこませる
  3. しっかりと密着している手応えを感じながら勢いよく引き抜く
  4. つまりが解消されて水が排水されるまで繰り返す

最初は要領が分からずにゆっくりと押し引きする人が多いのですが、上手く作業するにはある程度の勢いが必要です。コツは押すのではなく吸い込むイメージで、引き上げる際に勢いを付けましょう。水がカップに吸い寄せられて、排水口内につまった異物を動かします。
何度か繰り返しているとつまりが抜けた感覚があり、ゴポゴポと音をたてながら汚水が流れていきます。

2. 真空式パイプクリーナーを活用する

真空式パイプクリーナー

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりさらに強い吸引力を発揮する道具です。原理はラバーカップとよく似ていますが、より強い力で吸引して、頑固なつまりを解消することができます。ホームセンターやWebで購入可能です。

使用方法は基本的にラバーカップと同様で、しっかりと排水口にゴム部分を押し当てて、一気にレバーを引き上げ、排水口や配管につまった異物を吸い上げます。

  1. 排水口のふたを外す
  2. 排水口をしっかりと覆うように真空式パイプクリーナーを当てる
  3. ハンドルを押し引きして排水口に溜まった汚水やゴミを吸い出す
  4. シャワーで水を流してつまり具合を確認する

ゴム部分と排水口を密着させて真空状態を作り出すことが重要のため、すき間を空けて空気が入り込まないように注意してください。一度の作業で手応えがない場合は、繰り返し行うことでつまりを解消できます。

3. 液体パイプクリーナーを活用する

液体パイプクリーナー

一般的なホームセンターやドラッグストア、量販店などで販売されている液体パイプクリーナーを使う方法もあります。髪の毛やアカ、ぬめりなどを溶かして、つまりの原因を解消することが目的です。髪の毛も溶かすような非常に強力な薬品のため、使用する際にはゴム手袋が欠かせません。詳細な使用方法は説明書きできちんと確認して、取り扱いには十分に注意してください。複数の製品や洗剤を併用すると有毒ガスが発生する危険性もあるため、他の薬品と混ぜて使用するようなことは絶対に避けてください。

基本的な使い方は、排水口に適量を流し込むだけです。指定の時間放置し、水で流したらぬめりが解消されます。長時間放置するほど洗浄効果が高いと思うかもしれませんが、せっかく溶けた髪の毛やアカ、ぬめりが時間の経過とともに再び固形になってしまうため逆効果です。指定の時間放置した後はしっかりと水を流すことで、製品の説明書きと同様の効果が得られます。

4. 重曹とお酢を活用する

重曹とお酢

一般家庭にある重曹と酢を混ぜて炭酸ガスを発生させ、水溶性の異物をほぐしてしまう方法です。重曹と酢(またはクエン酸)に加えて、50度前後のお湯を合わせて使うことで、より強い炭酸ガスを発生させることもできます。

この方法を試す場合は、重曹と酢の量に注意が必要です。使用する重曹の量は、多くても計量カップ1/4程度まで。酢であれば、計量カップ1/2程度までに抑えます。泡による分解が進むよう、ある程度時間をおいて様子を見てみましょう。1時間ほど経ってもつまりが解消しなければ、別の方法を試してみてください。

なおこの方法は酸性・アルカリ性の性質を利用した掃除方法のため、ユニットバスの壁や床に変色や変形などの影響を及ぼす可能性があります。行う前には各メーカー取扱説明書を必ず確認するようにしましょう。

5. ワイヤーブラシを活用する

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシは、排水管のような狭い部分を清掃することを想定した道具です。3~5メートルほどの柔軟に曲がるワイヤーの先にブラシが付いていて、排水口の奥のつまりを解消します。

ラバーカップや真空式パイプクリーナーのように、排水口や排水管につまった異物を吸い出すのではなく、ブラシを使って削り取るようにしたり、先端に引っ掛けて引っ張り出したりするための道具です。

排水口は外の下水管につながっているため、排水桝があったり配管がL字に曲がっていたりと、奥に行くほど構造が複雑になっています。ワイヤーブラシが上手く入っていくように、回転させたり先を曲げたりして工夫してみてください。

ワイヤーブラシはプロの業者も使用するため、長さが15メートル以上にわたる業務用の製品もあります。長すぎると扱いにくいため5メートル以下の製品を選んでおくのが無難です。本格的な道具ですが、決して万能ではありません。つまりの原因が排水口よりもさらに奥の排水路にある場合や、排水桝からの逆流によってつまっている場合などは高い効果を期待できません。つまりが解消されないときは修理の依頼を検討ください。

6. ワイヤーハンガーを活用する

ワイヤーハンガー

ワイヤーハンガーでつまりを解消する道具を作ることもできます。作り方は簡単で、ハンガーを一旦棒状に伸ばして、先端部分をペンチなどの工具で輪っか状にします。排水口にも入る程度のサイズを目安に小さめの輪を作ってください。

この輪っかを排水口内の異物に引っ掛けて、つまりを除去します。作業時には針金の先端を配管強く押し当てたり引っ掻いたりしないよう、細心の注意が必要です。配管に傷がつくと、その箇所に汚れや雑菌がたまりやすくなります。浴室内の衛生的に保つために行なっているはずの掃除で、雑菌を繁殖させる原因を作りかねないため慎重に行いましょう。

また、異物を無理に奥へ押しやってしまうと、排水管内部で再びつまってしまい、状況がさらに悪くなってしまいます。徐々に水が流れていく様子などを確認しながら、慎重に作業するよう心掛けましょう。

浴槽の排水口がつまった時の掃除方法

洗い場の排水口だけでなく、浴槽の排水口がつまった際も、同様のやり方でつまりを解消できます。ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使って作業する際には、浴槽に水を溜めて使用すると、より高い効果が得られるためおすすめです。

ラバーカップや真空式パイプクリーナーのゴム部分が浸かる程度まで浴槽に水を張り、後は同じように押し引きしてください。水に浸かっているため、排水口との密着度が高くなり、強力な吸引力で排水管の中の異物を吸い出せます。

自分で排水口のつまりを解消する際の注意点

液体パイプクリーナーのように強力な薬品を使用するときは、ゴム手袋やマスク、目を保護するためのめがねなどが欠かせません。また、道具を使うときは強引な方法でつまりの原因を取り除こうとして、かえって排水口や排水管を痛めてしまわないように注意しましょう。

自分でつまりを解消できるケースは限られています。自分でつまりを解消する場合、判断を誤ってしまうとつまりを悪化させてしまいかねません。本来であれば簡単な処置で済んだ排水口のつまりが大がかりな修理工事に発展してしまうこともあり得ます。自分で作業してみて手応えが感じられなければ、修理をすぐに依頼ください。

よく換気をする

作業中は換気扇を回して窓も空け、浴室内の通気をよくします。パイプクリーナーやカビ取り剤などの薬品を使用するためです。また、排水の奥から汚水が逆流して溢れてくることも想定されるため、しっかりと換気を行いましょう。

浴室への入口ドアを開けて作業する際は、廊下やリビングなどの窓も開けることも重要です。小さなお子さんやペットがいるご家庭は、薬品のニオイが家の中に留まってしまわないように換気を徹底してください。また作業する本人も、薬品を吸い込んでしまわないように気をつけ、少しでも気分が悪くなった場合や鼻やのどに異変を感じた際は、すぐに作業を中断しましょう。

クリーナーなどの薬品は慎重に扱う

液体パイプクリーナーや漂白成分を含んだカビ取り剤、強アルカリ性薬剤などの取り扱いは十分に気を付けましょう。ゴム手袋をはめて作業を行い、可能であれば眼鏡も付けて、万が一クリーナーなどの液が顔へ跳ねても目に入らないようにします。もし目に入った場合などは、すぐに水で洗浄して、医師による処置などを受けるようにしてください。

無理に作業を進めない

いろんな方法を試してみても、最終的につまりの根本的な原因を解消できない場合もあるため、無理に作業を進めてはいけません。長い時間をかけて蓄積した固形物などは、簡単には取り除けない可能性が高いです。強引に力を加えると配管内部を傷つける上、最悪の場合は破損による排水漏れにつながるリスクがあります。

ワイヤーブラシやワイヤーハンガーを使った作業は、道具が届く範囲内のみに留めましょう。無理にワイヤーやハンガーを奥へ差し込んでしまい、道具が取れなくなってしまうということも十分に想定されます。

修理を依頼しなければ解決しない排水口のつまりとは?

排水口内に固着していて自分の力では取り除けない場合や、道具が届かず、奥まった箇所でのつまりが原因の場合は、高圧洗浄機のような大型機械が必要な可能性があります。
また、せっけんカス以外の水に溶けない固形物は水で押し流してはいけません。固形物がさらに奥まった部分にまで入り込んでしまい、修理でも取り除くことが難しくなってしまいます。埋設した排水管の掘り返しなど大掛かりな作業が必要な修理になり、余計な出費がかさんでしまいます。

自分でできる方法を試して改善されない場合、あるいは水に溶けない固形物が配管に入り込んでしまっている場合は、修理を依頼ください。東京ガスでは浴室をはじめとする水まわりのさまざまなトラブルに対応するサービスを行っていますので、ぜひご利用をご検討ください。

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排水口をつまらせないためのポイント

面倒な排水口のつまり除去作業をしなくても済むように、普段からつまらないように予防することが得策です。髪の毛や異物の侵入を防ぐために、排水口に設置するゴミ受けやヘアキャッチャーなどが市販されているため、こうした便利グッズを活用するのも有効です。

また、身近にある物で代用する方法もさまざまあります。キッチンの排水口用のゴミ取りネットは代表的な代用品です。ゴミや髪の毛が溜まれば定期的に交換することで、掃除の手間も省けて大変便利です。

定期的に掃除を実施する

排水口つまりを予防する上で最も効果的な方法は、しっかりと掃除をすることです。液体パイプクリーナーを使った排水口のメンテナンスや高圧洗浄機を使った掃除も非常に効果的であると言えます。液体パイプクリーナーを使った洗浄は、週1回のペースで行うのがおすすめです。

他にも防カビ効果のある製品も排水口つまりの予防に効果的です。また、普段から換気をしっかりと行っておくことも、お風呂を清潔に保つ上で有効です。カビやぬめりの原因となる雑菌は高温多湿な環境を好むため、予防策として換気が高い効果を発揮します。お風呂の汚れをしっかりと落とすと同時に、汚れやぬめりが発生する原因を根本から排除しておくようにしましょう。

定期的にメンテナンスを行う

こまめに掃除をしていても定期的につまりが発生するという場合は、高圧洗浄などの方法で自分では除去できないつまりを解決することができます。専門的な目線からつまりの原因を特定して、自力ではできないところまでしっかりと掃除・メンテナンスをします。蓄積していくタイプの汚れにも非常に有効なため、お風呂の寿命を伸ばすことにもつながります。

東京ガスの修理スタッフは浴室の排水口に限らず、トイレやキッチンなど水まわり全般の専門知識を持っています。お風呂以外の設備に関しても、少しでも気になることがあればメンテナンス時に相談ください。

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まとめ

お風呂は、水まわりの設備の中でも、特にトラブルが起こりやすい場所のため普段の掃除がとても大切です。しかし排水口掃除をこまめに行なっていたとしても、掃除では取りきれない汚れは長年にわたって蓄積してしまいます。浴室は特に高温多湿でカビが生えやすい場所で、また毎日使用する場所でもあるため、汚れやすいといえます。自分では掃除しきれない部分は定期的なメンテナンスを依頼することで、浴室内の衛生を保つことが可能です。

万が一つまった場合でも、身近な道具や洗剤などを使って自力で解消することができますが、いずれの方法も決して万能ではありません。つまりの原因が排水口の奥にある場合や、水溶性ではない異物の場合などは、自分で対処すると症状を悪化させてしまう可能性があるので、早めに修理を依頼ください。

  • この記事の監修者

    東京ガスの修理サービス コラム編集チーム

    東京ガスの修理サービス コラム編集チーム

    突然やってくる水まわりやガス機器のトラブルへの心配を少しでも和らげていただけるように、いざという時の対応方法や修理を依頼する時のポイントなどの情報を発信していきます。