この記事でわかること
- マンションのキッチンリフォームの費用相場がわかる!
- マンションのリフォームならではの注意点がわかる!
- 業者の選び方や補助金の活用などリフォームで覚えておきたいことがわかる!
マンションのキッチンリフォームの費用
マンションのキッチンリフォームの費用は、キッチン本体のリフォームか部分的にリフォームを行うかによって異なります。
「東京ガスの機器交換」でリフォームを行う場合の費用の目安は下記の通りです。
- キッチン本体のリフォーム:70~130万円
- 部分的なリフォーム:10~25万円
それぞれどういったリフォーム内容なのか見ていきましょう。
キッチン本体のリフォーム費用
キッチン本体のリフォーム費用は、キッチンの種類や施工内容によって異なります。
また、マンションのリフォームで覚えておきたいことは、エレベーターの有無です。
エレベーターが無い場合や、タワーマンションのように搬入・搬出が難しいケースは、追加で費用が掛かります。
詳細な費用を以下の表にまとめました。
■搬入・搬出にかかる費用
移動階数・ケース | 費用(税込)※ |
---|---|
1~2階の移動 | 9,680円 |
3~4階の移動 | 11,440円 |
タワーマンション | 17,600円 |
■キッチンの費用
キッチンの種類 | 費用(税込)※ |
---|---|
総額:928,840円~ | |
総額:770,660円~ | |
総額:680,020円~ |
※工事費、処分費が含まれた金額です
表の金額は通常の交換費用となるため、実際にかかる費用は、希望するリフォームの内容によって大きく異なります。
たとえば、下記のような要素によってリフォームの費用は大きく変わってきます。
- キッチンの種類(I型・L型・対面型など)
- これまでのキッチンからどの種類から変えるか(I型から対面型に変更など)
- キッチン本体のグレード
また、もし費用を抑えたいなら、キッチンの位置を変えないのが良いでしょう。
現在設置しているキッチンと同じ種類・サイズへのリフォームが、変更点も少なく一番費用が安くなっています。
部分的なリフォームの費用
コンロやレンジフード、食洗機などの設備を交換するといった部分的なキッチンリフォームは、キッチン本体を交換するよりも安く済みます。
詳細な費用は下記の通りです。
リフォーム項目 | 費用(税込)※ |
---|---|
コンロ | 約7~24万円 |
レンジフード | 約10~21万円 |
コンロ&レンジフード | 約17~45万円 |
食洗機 | 約13~26万円 |
※工事費、処分費が含まれた金額です
コンロを例にすると、リフォーム費用は7~24万円程度と金額に幅がありますが、10~15万円台が平均値です。
たとえば、リンナイのマイトーンは、2024年5月時点で総額95,920円(税込)~という、ちょうど平均ほどの金額ですが、「オートグリル機能」や「オート調理機能」「レンジフード連動機能」といった調理に便利な機能が多数搭載されています。
機能性も充実していて、満足しているお客さまも多いです。
また、最新の機種には、コンロとレンジフードの連動機能もあり、こちらも便利です。
コンロとレンジフードは同じくらいの寿命なので、同時に不調になるご家庭も多いです。
もし、どちらも不調を感じているのであれば、コンロ単体だけでなく、レンジフード交換も検討してみてください。
マンションのキッチンリフォームを行う際のポイント・注意点
![マンションのキッチンリフォームを行う際のポイント・注意点](https://uchi-images.tokyo-gas.co.jp/assets/63c373f8ba254f27ab826dbde10189d6/16df3e7665e04eaf8036bc3dc09b5dc0/9528409bca0b0ff9af896448cca7474a-medium.jpg)
マンションのキッチンリフォームは、戸建てと比べて管理者や近隣の住民へ配慮する必要があるため、いくつか気を付けたいポイントがあります。
ここではマンションのキッチンリフォームを行う際の注意点を紹介します。
マンションの管理規約を事前に確認する
管理規約は、マンションのリフォームにおいて特に重要な書類です。
リフォームの前に必ず確認しておきましょう。
なぜなら、マンションは戸建てと違って勝手なリフォームが許されず、住民全員が快適・安全に住めるために規約に沿って行う必要があるからです。
また、マンションによっては、工事に関する確認書類の提出や近隣住人の同意書が必要なケースもあります。
下記の表はマンションでリフォームを行う際の手順の一覧です。
詳細な手順はお住いのマンションによって異なりますが、以下の手順で進められるよう参考にしてみてください。
手順 | 詳細・ポイント |
---|---|
業者に相談を行う | 「言った、言わない」のトラブルを防ぐために、問い合わせの段階から文書などでやり取りを記録しておく |
現場調査をしてもらう | マンションの梁や柱の位置によっては、工事が制限されるため、現地調査は必ず行う |
プラン書を作成してもらう | 工事内容を確認するためにもプラン書の作成は必須 |
マンションの管理組合に説明する | 契約前に管理規約や提出書類などを確認し、管理組合へリフォームの説明を行う |
契約書を締結する | 契約は基本的に書面で行う |
契約アンペア数によってはIHに変更できない
ガスコンロからIHに変更する場合は、変更前と比べて電気の使用量が増えるため、事前に契約アンペア数を確認し、必要に応じて変更する必要があります。
契約アンペア数とは、電気を同時に使用できる容量で、毎月届く電気使用量のお知らせや契約している電力会社のWEB登録ページなどで確認ができます。
契約アンペア数の変更は、電力会社へ申し込むだけの簡単な手続きです。
手続きも基本的に無料ですが、月々の基本料金が上がるため、光熱費が上がる点は覚えておきましょう。
また、マンションによっては各戸に供給される電気量に上限が決まっている可能性があるため、変更を希望する場合は事前に管理会社へ相談を行うとスムーズです。
場合によっては移動ができない
現在のキッチンの場所から別の場所に移動したいと考えていても、移動できないケースがあります。
たとえば、壁付けに設置されていたキッチンを対面式に変更する場合、配管を床下の収納するスペースが無かったり、配管が構造体に埋没していたりするのであれば、キッチンの移動は難しいでしょう。
また、キッチンと同様に構造の関係でレンジフードの排気ダクトの位置が変えられないケースもあります。
レンジフードはコンロの真上に設置する決まりがあるため、排気ダクトの位置変更ができなければ、キッチンの移動もできないので注意してください。
リフォームにかかる期間を多めに見積もる必要がある
キッチンのリフォームにかかる期間は、キッチン本体の交換のみであれば1~3日、内装も同時に変更する場合は2~6日、キッチンのレイアウト変更も伴う場合は1週間程度が目安です。
しかし、マンションの場合は、マンションの管理規約によって工事の時間や曜日が定められているケースもあります。
その場合は、戸建てのリフォームよりも柔軟な対応ができず、リフォーム期間が多少長引く可能性も考えられるでしょう。
キッチンは普段の生活で使用する機会が多い設備なので、リフォームが長引いて困ることのないように、事前に規約を確認したうえで期日に余裕のあるリフォーム計画を立てましょう。
マンションの施工実績のある会社を選ぶ
これまで紹介したようにマンションのリフォームでは、管理規約の遵守やそれに合わせたプランの設定など気を付けるべき点がいくつかあります。
そのため、マンションのリフォームを行う際は、マンションでの施工に慣れているリフォーム会社を選ぶと良いでしょう。
その際は、近隣住民とのトラブルや施工ミス、費用面のトラブルに繋がらないよう、以下のポイントも参考にしてみてください。
- マンションの施工実績があること
- マンションでのリフォームに慣れていること
- 水回りのリフォームを得意としていること
- 追加工事が必要な場合は詳細な説明や費用を伝えてくれること
マンションでも補助金を活用して費用を抑えられる
マンションのリフォームでも、条件さえ満たせば補助金制度の活用によってリフォームの費用を抑えられます。
補助金制度は、国が行っているもの以外にも各自治体が独自で行っている場合があります。
その際はお住いの自治体ごとに条件や対象が異なるため、詳しくはお住まいの市町村のホームページなどをご確認ください。
マンションのキッチンリフォームについてまとめ
マンションのキッチンリフォームは、キッチン全体か部分的にリフォームを行うかによって費用が大きく異なります。
また、マンションのリフォームは、戸建てと違い近隣住民への配慮や管理規約に沿って行う必要があります。
リフォーム業者を探す際は、マンションの施工実績が豊富な業者を選ぶと安心です。
おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!
![おうちの機器なら、東京ガスの機器交換](https://images.microcms-assets.io/assets/63c373f8ba254f27ab826dbde10189d6/a4b3d7e7f222475e820d75db61e7b119/top_fv_sp.webp)