浴室

LIXILの「リデア」とTOTOの「 サザナ」 を比較!価格・機能・デザインからどちらがおすすめか解説

お風呂をより快適にリフォームしたいと考えたとき、LIXIL「リデア」とTOTO「サザナ」で迷う方は多いでしょう。 浴室は日々の疲れを癒す大切な空間となるため、両者の特徴を比較したうえで慎重に検討したいところです。 本記事では、リデアとサザナの価格や浴槽、シャワー、床など詳細を徹底的に比較しました。 ライフスタイルや希望に合わせた最善の選択をするためにも、ぜひ最後までご覧ください。

最終更新日:2024年05月28日公開日:2024年05月02日

目 次

この記事でわかること

  • リデアとサザナの価格がわかる!
  • リデアとサザナの特徴的な機能がわかる!
  • リデアとサザナのどちらが自分に合っているのかがわかる!

リデアとサザナの違いを徹底比較

リデア(LIXIL)

サザナ(TOTO)

浴室
浴室

価格

  • 戸建て
    総額:867,460円〜

取扱いなし

浴槽

  • 広々とした開放感が魅力の「ミナモ浴槽」
  • サーモバスで保温性が高い
  • ゆるリラ浴槽
    ※人間工学に基づき気持ち良さを追及した浴槽
  • 魔法びん浴槽で保温性が高い

シャワー

  • 3種類の吐水モードが使える多機能シャワーヘッドを搭載
  • シャワーバーがアーチ形状のため手すりとしても使えて身体が楽

  • キレイサーモフロア
    ※特殊な表面処理加工で汚れを落としやすい
  • お掃除ラクラクほっカラリ床
    ※柔らかく足元が冷えない

カウンター

  • 取り外しが可能
    カウンター板を丸洗いできる
  • 取り外し不可
    壁とカウンターに隙間があるのでお手入れがしやすい

壁パネル(追加料金)

  • 4グレード40種類から選ベる
  • 4グレード38種類から選べる

小物収納

  • マグネットタイプ
  • 壁付けタイプ
    ※オプションでマグネットタイプに変更も可能

その他機能

-

掃除を楽にする床ワイパー洗浄機能がオプションで付けられる

価格に関して比較すると、サザナのほうが若干コストを抑えられますが、性能面を見るといずれも引けをとりません。
どちらかを選ぶとすれば、リデアは下記のような人におすすめです。

  • シャワータイムもしっかり楽しみたい
  • お風呂の全体のデザインにこだわりたい

一方のサザナは、以下のような人におすすめです。

  • お手入れのしやすさを重視したい
  • ご家族全員にとって心地良い浴室にしたい

ここからは、リデアとサザナの違いをより詳しく見ていきましょう。

浴槽

リデアとサザナのいずれも保温性に優れており、浴槽の温かさを長時間維持できます。
また、リデアは開放感のあるデザインにこだわっているのに対し、サザナは浴槽に入ったときに身体の負担が少ない形状になっているのが特徴です。

それぞれの浴槽の特徴を紹介します。

リデア

浴槽

リデアは浴槽の上縁を極限まで広げたことで、入浴時の開放感が感じられるデザインになっています。
見た目の開放感だけではなく、快適な入浴姿勢がとりやすいデザインなので、よりリラックスしてお風呂を楽しめるでしょう。
内角がない形状となっていることから、掃除がしやすいのもうれしいポイントです。

浴槽は保温組フタと浴槽保温材を使用したダブル構造のサーモバスなので、湯沸かしから4時間経っても約2.5℃しか下がりません(メーカー調べ)。
お風呂に入る時間がバラバラなご家庭でも浴槽の温かさを維持できるので、追い焚きなどのガス代、電気代の節約にもつながります。

サザナ

入浴

サザナの最大の特徴は「ゆるリラ浴槽」です。
人間工学の研究に基づいた4点支持設計で、頭・首・腰・足へ身体の圧力が分散されます。
浴槽に入るだけで自然とリラックスした体勢になり、疲れた身体を優しく包み込むように癒してくれるでしょう。

入浴イラスト

また、保温効果の高い「魔法びん浴槽」になっているため、温かいお湯を長時間維持できる点もメリットです。
リデアと同様、4時間後の湯温の低下を約2.5℃以内に抑制できます(メーカー調べ)。
追い焚きなしで入浴ができ、エネルギーを約56%も節約可能です。

シャワー

どちらも節水に優れていますが、機能性だとリデアのほうがグレードは高く、多機能のものを採用しています。
お風呂よりシャワーをメインに使うご家庭の場合、リデアがおすすめといえるでしょう。

それぞれのシャワーの特徴について詳しく見てみましょう。

リデア

シルクミスト吐水

パワーマッサージ吐水

アクアスプレー吐水

シルクミスト吐水
パワーマッサージ吐水
アクアスプレー吐水

3種類の吐水モード(シルクミスト吐水、パワーマッサージ吐水、アクアスプレー吐水)が使える多機能シャワーヘッド「エコアクアシャワーSPA」を搭載しており、用途によって使い分けが可能です。
機能ごとの特徴を下記にまとめました。

シルクミスト吐水

直径0.001㎜未満のウルトラファインバブルで毛穴の皮脂汚れをしっかり洗い流すモード

パワーマッサージ吐水

ほど良く強弱のついた水圧によるマッサージ感が得られるモード。首や肩、頭を癒してくれる

アクアスプレー吐水

空気を含んだ大粒の水滴で、すっきりと洗い上げるモード。全身を包み込むボリュームの湯量がありながら、節水効果も期待できる

リデアのシャワーは従来のものと比較して48%の節水効果があるため、お財布にも優しいのが魅力的です。

サザナ

入浴

サザナのシャワーは、2つの水流で刺激のある浴び心地を味わえるとともに、節水も叶えています。
また、人間工学に基づいて設置されたシャワーバーは、使い勝手の良さも特徴です。
アーチ形状になっていることから手すりとしても使うことができ、楽に立ち上がれるため身体に負担がかかりません。

コンフォートウェーブシャワーの節水率は、従来と比較して節水率35%です。
このため、ガス代と水道代の節約に一役買ってくれるでしょう。

リデアとサザナの床の大きな違いとして、柔らかさが挙げられます。
機能性や掃除のしやすさに大きな差はありませんが、サザナの床の柔らかな踏み心地は小さなお子さまがいるご家庭に人気です。

リデアとサザナそれぞれの床の特徴を詳しく見ていきましょう。

リデア

足

リデアの床の特徴として「キレイサーモフロア」があります。
汚れの原因となる皮脂汚れを落としやすい特殊な表面加工が施されており、お手入れがぐっと楽になるでしょう。

さらに、独自の断熱層構造で足の裏から奪われる熱を最小限に抑えています。
冬でも冷たさを感じにくく、清潔かつ快適な床を維持することが可能です。

サザナ

ほっカラリ床

サザナの「ほっカラリ床」は、床の内側にクッション層があるため畳のような柔らかさです。
膝をついても痛くなく、小さなお子さまがあやまって転倒したときでも、クッションが衝撃をやわらげてくれます。

さらに排水性にも優れており、水滴が残りにくく掃除も楽で、手間がかかりません。
もちろん断熱効果もあり、床裏からの冷気を遮断してくれるので、室内とほぼ同じ温度をキープしてくれます。

カウンター

リデアのカウンターは取り外しが可能で、一方のサザナは取り外し不可です。
カウンターがあると便利な反面、シャンプーボトルの底などに水あかが溜まりやすいので、日々の掃除の手間が増えてしまいます。
このような理由から、ご家庭によっては取り外し可能なカウンターを希望するほか、カウンター自体不要というケースも少なくありません。

それでは両社のカウンターの特徴を見ていきましょう。

リデア

リデア

リデアのカウンターは取り外しが可能で丸洗いできるため、お手入れも簡単です。
着脱できないタイプだと、裏側を隅々までお手入れするのはどうしても手間がかかるため、リデアのカウンターはストレスフリーに使えるでしょう。

さらに、リデアのカウンターは折りたたむこともできます。
洗い場を広く使えることから、お子さまとお風呂に入るときなどに重宝するでしょう。

サザナ

サザナ

サザナのカウンターは取り外しこそできないものの、壁とのあいだに距離があり、浮いているようなデザインになっているため掃除が楽です。
また、表面に加工された親水効果により、汚れを落としやすい特徴があります。

シャワーでさッと使用後の汚れを流したあと、隙間やカウンター裏まで拭き取りやすく、衛生面の不安はありません。

壁パネル

いずれの壁パネルも40種近くあり、好みのデザインを選択できます。
リデアのほうが2種類ほど多く、つや消しタイプなどよりこだわりのあるデザインを選べるのが特徴です。

ただし、グレードによって選べるパネルが変わってくる点に注意しましょう。

リデア

グレード低~高

壁パネル
壁パネル
壁パネル
壁パネル

リデアは4グレード40種類から選べて、色柄・マット調など選択肢はかなり豊富です。
グレードによっては、つや消しも選ぶことも可能です。

オプションを利用すれば全面を同色にもできるので、よりデザインにこだわりたい方、浴室内をおしゃれにしたい方に向いています。

サザナ

壁パネルは38種類の用意があり、リデアと比べると選べると2種類少ないものの、デザインは十分豊富です。
また、サザナのパネルは汚れが付着しにくく、抗菌や防カビの機能を兼ね備えています。

ベーシックグレードの配色は、ホワイト系やブラックなどシックなものが中心です。
発色の良いブルーやグリーン、ピンクなどの色は、ハイグレードでなければ選択できないことを念頭に置いておきましょう。

小物収納

リデアとサザナそれぞれの小物収納に関しては、マグネットか固定タイプの違いがあるほか、サイズにも違いがあります。
ただし、オプション次第でいずれも変更できるため、希望があれば好みに合わせてカスタマイズが可能です。

リデア

リデア

リデアの小物収納はマグネットタイプで、取り外しができます。
好きな場所に位置を移動でき、便利かつ掃除が楽なのが魅力です。

また、置きたい物に合わせて棚の数を変更できるので、家族構成によってカスタマイズもできます。

サザナ

サザナ

サザナの小物収納は固定タイプとなるため、リデアに比べて自由度が低いと感じる方もいるかもしれません。
また、標準仕様はサイズも小さめで、置ける小物の数には限りがあります。

しかし、オプションでいずれも変更が可能です。
使いやすい配置に設定したい、棚の数を増やしたいといった場合、オプションで変更しましょう。

その他機能

毎日の入浴サイクル

サザナには、TOTO独自の機能「床ワイパー洗浄」があります。
お風呂上がりにさっと床を流したいとき、ボタン一つで洗浄してくれるため、次に入浴する人も気持ち良くお風呂を使うことが可能です。

さらに一日の最後に洗浄する習慣を作れば、毎日の床掃除の手間を軽減できるでしょう。
カビや・ピンク汚れの発生を手軽に抑えられるのは、サザナの大きな利点です。

リデアとサザナはどちらがおすすめ?

リデアとサザナはどちらも魅力的なポイントを持っていますが、デザインの選択肢や細かな機能を比較すると違いがあります。

自分の希望を叶える浴室を選ぶ一つの指針として、以下のことがいえるでしょう。

  • シャワーの機能性やデザインを求めるならリデア
  • 掃除の簡単さやリラックスすることを重視するならサザナ

それぞれの理由を解説します。

シャワーの多機能さやデザインにこだわるならリデア

高機能なシャワーモードを存分に楽しみたい人や、浴室内のデザインにこだわりたい人には、リデアがおすすめです。

浴槽に浸かるよりシャワーでさっと済ませることが多いご家庭の場合、3つのシャワーモードを選べるのは魅力的でしょう。
きめ細かいシルクミスト吐水モードで毛穴の皮脂を十分に洗浄するほか、パワーマッサージ吐水モードでは癒したい箇所を集中的にマッサージできます。

また、浴室をモダンなデザインにしたい場合、壁パネルの種類が豊富なリデアのほうが選択肢の幅が広がるはずです。

掃除の楽さや身体の心地良さを重視するならサザナ

日々の浴室掃除の手間を減らしたい方には、床ワイパー機能や壁パネルの抗菌・防カビ機能を兼ね備えたサザナがおすすめです。

浴室は湿気がこもりやすいぶん、少しでも掃除をサボってしまうとカビやピンク汚れが発生します。
このため、床ワイパー機能で衛生的に保てるサザナは安心感があるでしょう。

また、サザナのシャワーバーは手すりとしても使うことができたり、浴槽の形状が身体に負担がないように設計されていたりと、使う人の心地良さに配慮されています。
よりリラックスできるよう計算された「ゆるリラ浴槽」を採用しており、入浴中の快適性も抜群です。

TOTOとLIXILのお風呂の違いを比較!メーカーごとの特徴を知ろう

2024年05月31日

TOTOとLIXILのお風呂の違いを比較!メーカーごとの特徴を知ろう

お風呂のリフォームをしたいけれど、どのメーカーのお風呂がいいのか迷っていませんか。 各メーカーそれぞれが、自社の技術力を活かした特徴を持っているため、甲乙つけがたく迷ってしまうのはよくわかります。 そこでこちらでは、お風呂の代表的な製造メーカーである「TOTO」と「LIXIL」の2社を比較して解説します。 各社の商品の特徴をしっかり理解して、比較することで意外と簡単に決められるかもしれません。 ぜひ参考にしてみてください。

リデア・サザナの比較まとめ

ここまで、リデアとサザナの特徴を比較してきました。
どちらもほぼ同等の機能を備えている一方で、下記のような独自の特徴や強みも持っています。

リデア

  • シャワーモードが3つあり、用途によって使い分けができる
  • 壁パネルが40種類あり、モダンなデザインが豊富
  • 広々とした開放感のある「ミナモ浴槽」が魅力

サザナ

  • クッション性があり、お手入れのしやすい「ほっカラリ床」を採用
  • 壁パネル表面に抗菌・防カビ処理がされている
  • ワンボタンで床を洗浄できる床ワイパー洗浄を搭載

リデアもサザナも優れた商品といえるため、ライフスタイルや家族構成に合わせて選んでみてください。

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

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