TOTOとLIXILのお風呂の違いを比較!メーカーごとの特徴を知ろう

TOTOとLIXILのお風呂の違いを比較!メーカーごとの特徴を知ろう

お風呂のリフォームをしたいけれど、どのメーカーのお風呂がいいのか迷っていませんか。 各メーカーそれぞれが、自社の技術力を活かした特徴を持っているため、甲乙つけがたく迷ってしまうのはよくわかります。 そこでこちらでは、お風呂の代表的な製造メーカーである「TOTO」と「LIXIL」の2社を比較して解説します。 各社の商品の特徴をしっかり理解して、比較することで意外と簡単に決められるかもしれません。 ぜひ参考にしてみてください。

最終更新日:2024年05月31日公開日:2024年05月31日

目 次

おすすめお風呂リフォーム・メーカー2社(TOTO・LIXIL)の比較

TOTO・LIXILの2社の代表製品を比較すると以下の通りです。

メーカー

LIXIL

TOTO

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代表商品

スパージュ(戸建用・マンション用)
リデア(戸建用のみ)

シンラ(戸建用・マンション用)
サザナ(戸建用のみ)

代表商品の価格(税込)※

<スパージュCZ>

  • 戸建用
    1,849,540円~
  • マンション用
    1,800,040円~

<リデアMタイプ>
867,460円~

<リノビオF>
総額:841,335円~

取扱なし

浴槽の特徴

  • 15種類から浴室の形を選択できる
  • キレイ・ラク:自動で浴槽を洗浄
  • ダブル保温効果:
  • ジェットバス機能(アクアフィール):3種類の水流を流す
  • 6種類から浴室の形を選択できる(サザナ)
  • おそうじ浴槽:自動で浴槽を洗浄
  • 魔法びん浴槽:保温性の高い浴槽
  • ジェットバス機能(楽湯):肩や腰に水流を当てる

  • キレイサーモフロア:表面加工により汚れが落としやすい
  • くるりんポイ排水:水流によりゴミがまとまる
  • ほっカラリ床:床に2種類の断熱材を使用
  • 床ワイパー:自動で床を洗浄

シャワー

  • 浄水シャワー:塩素を取り除いた浄水を流す
  • エコアクアシャワー/エコアクアシャワーSPA:3種類のシャワーを使い分けられる
  • 節水コンフォートウェーブシャワー:節水性が高く独自の水流を作り出す

カウンター

  • まる洗いカウンター:取り外してまる洗いができる
  • ベンチカウンター:座ってくつろげるカウンター
  • お掃除ラクラクカウンター:浮いているようなデザインで洗いやすい

それでは、メーカーごとの特徴を見ていきましょう。

浴槽の特徴

LIXILの特徴は、15種類の浴槽から選ぶことができる多彩さが挙げられます。
一方、TOTOの浴槽は、おそうじ浴槽や魔法びん浴槽など、機能性が高いことが特徴です。
各社の特徴をまとめました。

LIXIL

①15種類から浴槽の形を選択できる

②キレイ・ラク

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③ダブル保温効果

④ジェットバス機能:アクアフィール

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<①多彩な種類から浴槽の形を選択できる>
LIXILでは、15種類の多彩な浴槽を取り扱っているのが特徴です。
機種によって選択できる浴槽は変わってきますが、上位機種のスパージュは、用途に合わせた以下の浴槽をラインナップしています。

  • グランフィット浴槽
    身体にフィットしやすい丸みのある形状で掃除のしやすい浴槽です。
    通常タイプに加えて、ワイドタイプとフルワイドタイプがあります。
  • リクライニングワイド浴槽
    湯船のなかに段差が付けられており、寝湯のような姿勢で入浴ができる形状の浴槽です。
    通常タイプとワイドタイプが用意されています。
  • マルチボード浴槽
    底面の長さが長く、足を伸ばした状態で入浴したい人におすすめです。
  • ハイレスト浴槽
    ヘッドレストやアームレストがついており、高級感のある浴槽です。

<②キレイ・ラク>
スイッチを押すだけで浴槽を掃除してくれる機能です。
洗剤のタンクは約850ml入るため、一回の補充で約1カ月間使用できます。(1回あたり約25mL使用)

<③ダブル保温効果>
浴槽とお風呂のフタに断熱材を採用することによって、沸かしたお湯が冷めにくい機能です。

フタをすることで高い保温性を発揮しますが、LIXILではフタの開け閉めしやすいように端にくぼみのある形状を採用しています。

<④ジェットバス機能:アクアフィール>
アクアフィールは、「肩湯」「肩ほぐし湯」「腰ほぐし湯」によって肩や腰をほぐすジェットバス機能です。
リラックス効果に期待ができ、体も温まりやすくなります。

TOTO

①6種類から浴槽の形を選択できる

②おそうじ浴槽

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③魔法びん浴槽

④ジェットバス機能:楽湯

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<①多彩な種類から浴槽の形を選択できる>
サザナでは6種類の浴槽からご家庭の用途に合ったタイプが選べます。

  • ゆるリラ浴槽
    身体を支える部位が多く、リラックスしやすい浴槽です。
  • ラウンド浴槽
    節水効果が高く、肩周りもゆったりとした形状となっています。
  • クレイドル浴槽
    ヘッドレストが高く、包み込まれるような入浴感が特徴です。
  • スクエア浴槽
    直線的なフォルムとなっており、見た目にこだわりたい人にもおすすめです。
  • ワイド浴槽
    幅が広い形状の浴槽で、お子様の出入りもしやすいようにステップも設けられています。
  • スーパーワイド浴槽
    複数人が並んで入れるほどの広さで、半身浴用のステップも備えた浴槽です。

<②おそうじ浴槽>
スイッチを押すだけで、浴槽を自動で洗浄してくれる機能です。
浴槽内のノズルが洗剤やお湯を噴射することで隅々まできれいに洗うことができます。

また、アプリにも連動しており、出先やリビングからでも簡単に操作できます。

<③魔法びん浴槽>
魔法びん浴槽とは、浴槽の周囲やフタに断熱材を用いた保温性の高い浴槽です。

お湯はりから4時間経っても2.5℃しか温度が下がらないため、追いだきの回数を減らせ、年間3,300円もの光熱費を削減できます。

<④ジェットバス機能:楽湯>
楽湯は肩や腰に水流を当ててリラックス効果を促す機能です。
最大で毎分65Lものお湯を肩に当てることができ、腰の水流も3種類から選べます。
水流の調整は、手元のリモコンで簡単に調整できることも特徴です。

LIXIL

TOTOとLIXILはいずれも断熱性に優れた床材を採用しています。
しかし、床ワイパーやくるりんポイ排水など、メーカーごとに独自の機能もあるため、それぞれの特徴を比較してみてください。

①キレイサーモフロア

②くるりんポイ排水

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<①キレイサーモフロア>
キレイサーモフロアは、特殊な表面加工を施すことによって、石鹸カスや皮脂汚れといった汚れが落としやすいことが特徴です。

従来の床と比較して溝が浅く、溝の奥までスポンジが届きやすいため、強くこすって洗う必要もありません。

また、床の冷たさを感じにくいこともキレイサーモフロアの特徴です。
足の裏の熱が逃げにくいため、冬場でも快適に使用できます。

<②くるりんポイ排水>
排水の際に水が渦を巻くように流れることで、ゴミや髪の毛を中央にまとめる機能です。
従来の排水溝と比べてゴミがまとまるため、排水の流れを妨げず、汚れもつきにくくなっています。

ごみを捨てる際はまとまったごみを捨てるだけなので、手でごみを集める必要もありません。

また、従来の排水溝よりも構造がシンプルで浅めに設定されていることから、奥まで手が届きやすく、掃除の負担も軽減できます。

TOTO

①ほっカラリ床

②床ワイパー

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<①ほっカラリ床>
TOTOのほっカラリ床は、これまでの床材と比べて外断熱と内断熱の2種類の断熱材を使用しています。
そのため、冬場でも冷たくなりにくく、床にお湯をかけて温める必要もありません。

また、床には弾力性があるため、膝をついても痛くなりにくく、滑りにくいことも特徴です。

<②床ワイパー>
入浴後にボタンを押すことで、床に付着した泡や髪の毛を洗い流す機能です。
床ワイパーには、「床スッキリ」と「床まわりきれい」の2つのモードがあります。

  • 床スッキリ
    入浴後に床をサッと洗い流すのに便利な機能です。
  • 床まわりきれい
    除菌水によって床全体をきれいにします。
    1日の最後に使用すると、効果が持続しやすくカビや菌の増殖も抑えられます。

シャワー

塩素を取り除いたきれいな水で身体を洗いたいのであれば、LIXILを選びましょう。
一方、節水性やシャワーの刺激で選ぶならTOTOがおすすめです。
ここでは各メーカーのシャワーの特徴を紹介します。

LIXIL

①浄水シャワー

②エコアクアシャワー・エコアクアシャワーSPA

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<①浄水シャワー>
「毎日浴びるシャワーだから、水にこだわりたい。」をコンセプトに、脱塩素のやさしいシャワーを実現しています。

水道水に含まれる塩素は、タンパク質からなる髪やお肌にダメージを与えることがあります。
しかも、髪には自己再生力がなく、一度傷ついたらそのままの状態が続くことになりますし、お肌のバリアー機能も低下するので傷みやすくなります。

LIXILの浄水シャワーは、その塩素を取り除く浄水カートリッジを搭載。
カートリッジをシャワーヘッドではなくスライドバー下部に格納する形状になっているため、ボタン一つで切り替えができ、シャワーヘッドも好きなものを選べるようになりました。
また、カートリッジの交換も簡単に行うことができます。
アプリを連携することによって交換時期のお知らせもしてくれるので、交換を忘れる心配もありません。
まさに、毎日使うものだからこその容易な仕組みが出来ています。

<②エコアクアシャワー・エコアクアシャワーSPA>
心地よさと節水性を兼ね備えたシャワー機能です。

「シルクミスト吐水」「パワーマッサージ吐水」「アクアスプレー吐水」の3種類の吐水で、状況にあわせて使い分けることができます。

シルクミスト吐水は、1mlあたり約7000万個のウルトラファインバブルを含んだやわらかな肌あたりのミストで、やさしく皮脂汚れを洗い流します。
パワーマッサージ吐水は、強弱をつけたリズミカルな水流で、心地よいマッサージ感が得られます。
アクアスプレー吐水は、空気を含んだ大粒の水滴が心地よい超節水機能シャワーです。

シャワー機能の良し悪しは、節水性と快適性(頭皮の刺激)で決まります。
節水機能が高いと、水量が減るぶん快適性が失われやすい傾向にあるので、各社の努力と工夫がここで発揮されます。

TOTO

TOTO

節水コンフォートウェーブシャワーは「節水」と「快適な刺激」が両立したシャワーです。

節水機能を持つシャワーは水量が少ないため少し物足りなさを感じられがちです。

しかし、TOTO製のシャワーは大粒の水玉とミストシャワーを混合させ、独自の水流を作り出すことで物足りなさを補っています。

この技術力により、年間CO2削減量は202kg、水道光熱費は21,500円も節約できる試算結果が出ています。

夏の暑い日など、季節によって湯船にゆっくり浸かる機会は減るかもしれませんが、シャワーを浴びない日はないはずです。

つまり、シャワーは日常生活において必要なものであり、そこで上手に節水することができれば、家計の助けにもなってくれます。

このシャワーならストレスなく、意識しなくても節水や光熱費の削減につなげられるでしょう。

カウンター

TOTOとLIXILはいずれもお手入れのしやすいカウンターを採用しています。
また、LIXILでは座ってくつろげるベンチカウンターを取り扱っていることも特徴です。
オプションで設置可能なカウンターもあるため、それらの機能も一部紹介します。

LIXIL

①まる洗いカウンター

②ベンチカウンター

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LIXILには、オプション品としてまる洗いカウンターとベンチカウンターといった特徴的なカウンターがあります。
オプション品なので別途費用はかかりますが、便利な機能なので必要な方は検討してみてください。

<①まる洗いカウンター>
まる洗いカウンターは、その名の通りカウンターごと取り外してまる洗いできるカウンターです。
手入れがしやすく、きれいな浴室を保ちやすいのでおすすめです。

また、その形状から、必要に応じて折りたたむこともできて省スペースにもなります。
カウンターの取り付けは、フックで引っ掛けてブラケットに押し込むだけで簡単です。

<②ベンチカウンター>
ベンチカウンターは、座ってくつろげるように設計された専用のカウンターです。
カウンターに座面がついており、打たせ湯や入浴中の休憩、入浴後のスキンケアなどちょっと座りたいというときに使えます。
もちろん、通常のカウンターとしても使用できるため、幅広く使えるでしょう。

TOTO

TOTOのお掃除ラクラクカウンターは、浮いているようなデザインが特徴で、奥までしっかり掃除をしやすい形状です。
また機能性にも優れており、壁や浴槽から離れていることで、水や汚れが溜まりにくいのもメリットです。

一般的なカウンターでは手が届きにくかった奥や側面も、お掃除ラクラクカウンターであれば洗いやすく、清潔な状態もキープしやすいでしょう。

TOTOとLIXILのお風呂はどちらがおすすめ?

TOTOとLIXILは、いずれも人気のあるメーカーで高い技術力を活かした機能が豊富なため、どちらを選んでも十分に満足できると思います。
そのため、ご自身やご家庭に合った予算や欲しい機能を明確にすることが重要です。

譲れない部分はどこなのか、あったらいいな程度の機能は何なのかを、優先度をつけて考えてみることで自分に合ったメーカーが見えてくるでしょう。
あくまで一例ですが、以下のような形です。

  • 設置費用を抑えつつ機能性を重視したいのであればミドルクラスのTOTOのサザナ
  • 身体の疲れを癒す機能が欲しいならジェットバス機能が特徴のLIXILのスパージュ

カタログを見ているだけでは決められないという場合には、ぜひ一度ご相談ください。
一緒に最適なお風呂を作っていきましょう。
また、各機種同士での比較記事もあるので、こちらも参考にしてみてください。

浴室

2024年05月29日

LIXILの「スパージュ」とTOTOの「シンラ」 を比較!

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TOTOとLIXILのお風呂の違いのまとめ

LIXILとTOTOのお風呂の違いをまとめると下記の通りです。

●LIXIL

  • 豊富な浴槽のバリエーションや高いデザイン性
  • アクアフィールなど身体を癒す機能が充実
  • キレイサーモフロアやまる洗いカウンターといったお手入れのしやすい機能が豊富

●TOTO

  • 水道代や光熱費削減に特化した省エネ性能
  • 暖かいお風呂を追求した断熱性や保温性
  • おそうじ浴槽や床ワイパーといった自動清掃機能が豊富

どちらのメーカーや商品にしようか悩んでいるのであれば、各メーカーのショールームを訪問して実物を見てみると良いでしょう。

おうちの機器なら、東京ガスの機器交換!

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  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

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