マンションのトイレリフォームの費用・実例・確認しておきたいことを詳しく解説

マンションのトイレリフォームにかかる費用は、設備の種類やリフォーム範囲（トイレ本体のみの交換か、トイレ本体と内装を同時にリフォームするかなど）によってさまざまです。
まずは、マンションのトイレリフォーム費用の相場について解説します。

マンションのトイレリフォーム費用は、戸建てのトイレリフォームと大きく変わりません。
マンションだから高くなってしまうということはありませんので、安心してください。

東京ガスで取扱うトイレの費用を以下の表にまとめました。

注）2024年11月時点の価格です。同じ商品シリーズにおける最低の販売価格と商品の割引率を表示しています。異なる商品の価格や割引率は商品ページ内でご確認ください。
商品のみの販売はしておりません。追加工事費がかかる場合があります。

また、トイレ本体の交換と一緒に内装リフォームをする場合には、追加費用がかかります。

• 工事費（床の張替え）39,600円（税込）
• 工事費（壁の張替え）39,600円（税込）
• 工事費（床・壁の張替え）48,400円（税込）
• 工事費（床・壁・天井の張替え）55,000円（税込）

既存の床には、トイレのシミ跡が残っていることもあるため、東京ガスでは、トイレ交換時には床の張替えをおすすめしています。
また、壁・天井の張替えも一緒にすると、より新しく気持ちのいい空間になるでしょう。

トイレリフォームの費用は、排水方式によっても変わってきます。
排水には、床排水と壁排水の2種類があります。

戸建ての場合、基本的には床排水方式が採用されていますが、マンションの場合には床排水と壁排水のどちらの採用率も高いです。
費用相場は、壁排水の方が高くなる傾向にあります。
人気のLIXILアメージュ便器の価格を見てみると、以下の通りでおよそ4,000円ほどの差があります。

• 床排水(120mmまたは200~550mm)：148,807円(税込)
• 壁排水(120mm)：144,352円(税込)

費用を調べる際には、ご自宅の排水方式も確認しておくようにしましょう。

マンションのトイレリフォームをする前に確認しておきたいポイントを紹介します。
事前に確認しておくことで不要なトラブルを避けるようにしましょう。

トイレに限らず、リフォームしたいと思い立ったら、マンションの管理規約を必ず確認しましょう。
リフォーム前には管理組合に対して、事前の届け出が必要な場合がほとんどですので、リフォーム時期になって慌てないように余裕をもって確認しておきましょう。

トイレリフォームの期間は工事範囲によって変わります。
トイレのみの場合、3時間程度で終わります。

内装工事を伴う場合も、基本的には1日で終わりますので、その日の夜には使うことができます。

古いマンションの場合、トイレ内にコンセントがないことも多々あります。
最新のトイレを設置するには、別途電気工事が必要になり、その分の費用がかかることは覚えておきましょう。

また、電気工事をする場合には、大家さんまたは管理会社の許可が必要になるため、こちらも忘れずに確認しておいてください。

現在、タンクレストイレを使用しておらず、タンクレストイレへのリフォームを検討されてる場合には、水圧の確認が必要です。
マンションの給水方式によって変わりますが、一般的に高層階にいくほど水圧が低下し、タンクレストイレが設置できない可能性も。
東京ガスでは、現場調査時に水圧に問題がないかを確認します。

また、リクシル・サティスSは水圧を高める加圧装置を搭載することができ、高層階でも利用可能です。

TOTO・ネオレストシリーズは、タンクレストイレでありながら内部タンクを保有しており、低水圧でもご利用可能な場合があります。
水圧が低く、タンクレストイレを設置できない場合には、一体型トイレをお選びいただくことをおすすめします。

マンションのトイレリフォームは、費用自体は戸建てとあまり変わりません。
施工範囲やオプションによって、費用は追加でかかってくるため、施工事例などを参考にして工事の内容を検討してみましょう。

また、マンションの管理規約の確認や、大家さん・管理会社への事前連絡が必要になるといったマンションならではの注意点もあります。
今回の記事を参考に、円滑なトイレリフォームができるように準備をしてください。
毎日使うトイレを、快適な空間にリフォームしてみてはいかがでしょうか。