一人暮らしのガス代と節約術 平均金額や都市ガスとプロパンガスの比較を解説

一人暮らしのガス代と節約術 平均金額や都市ガスとプロパンガスの比較を解説

一人暮らしのガス代について、全国平均や季節別・エリア別の平均などを解説します。また、一人暮らしのガス代を節約する方法もあわせて紹介します。ガス代に関して詳しく知りたい単身世帯の方は、ぜひ参考にしてください。

最終更新日:2025年01月08日公開日:2025年01月08日

目 次

一人暮らしのガス代の平均金額

総務省の調査によると、一人暮らしのガス代の平均金額は、2023年の時点で3,359円でした。年によって違いはありますが、3,000円から3,300円程度を推移しています。

ここでは、季節別またはエリア別に一人暮らしのガス代の平均金額を紹介します。

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 」

季節別|一人暮らしのガス代平均金額

ガス代の平均金額は、季節によっても異なります。下表は、2023年の一人暮らしのガス代の平均金額を、四半期ごとに分けて示したものです。

時期

一人暮らしのガス代

2023年1月〜2023年3月期

4,430円

2023年4月〜2023年6月期

3,304円

2023年7月〜2023年9月期

2,140円

2023年10月〜2023年12月期

2,358円

出典:家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国 | 統計表・グラフ表示

冬季にあたる1~3月期が、最もガス代が高くなっています。

エリア別|一人暮らしのガス代平均金額

エリアによっても、ガス代の平均金額は増減します。下表は、2023年の一人暮らしのガス代平均金額を、エリアごとにまとめたものです。

エリア

一人暮らしのガス代

北海道・東北地方

2,650円

関東地方

3,515円

北陸・東海地方

3,604円

近畿地方

3,564円

中国・四国地方

3,251円

九州・沖縄地方

3,032円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 」

北海道・東北地方のガス代が安く、北陸・東海地方が高くなっています。

ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類がある

都市ガス プロパンガス

ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類あり、特長が大きく異なります。

  • 都市ガス
    都市ガスの主な原料は、天然ガスや海外から輸入される液化天然ガス(LNG)です。道路にあるガス管を通じて、各家庭に供給されます。都市ガスを使用する場合は、都市ガス事業者や、地方公共団体が運営する公営ガス事業者との契約が必要です。
  • プロパンガス
    プロパンガスの主な原料は、プロパンやブタンを主成分に持つ液化石油ガス(LPG)です。LPガスが入ったボンベを事業者が各家庭に配送して使用します。プロパンガスを使う場合は、プロパンガス事業者との契約が必要です。

以下では、都市ガスとプロパンガス、それぞれの見分け方と、メリット・デメリットについて解説します。

都市ガスの見分け方とメリット・デメリット

都市ガスの見分け方とメリット・デメリットを、下表に示します。

都市ガスの見分け方とメリット・デメリット

見分け方

  • ガスボンベがない

メリット

  • 一般的にプロパンガスより料金が安い
  • 空気より軽いため、万が一のときも安全

デメリット

  • 高額な初期費用がかかる場合がある

都市ガスのメリットとしてまず挙げられるのが、一般的にプロパンガスよりも料金が安い点です。さらに、不純物が少ないため、燃焼による二酸化炭素の発生が少なく、環境にも優しいガスだといえます。空気より軽いため拡散しやすく、同じ場所にとどまらない点も安心です。

ただし、都市ガスはガス管を自宅に引き込む必要があるため、家の近くにガス管がない場合は、工事費として高額な初期費用がかかる場合があります。

プロパンガスの見分け方とメリット・デメリット

プロパンガスの見分け方とメリット・デメリットを、下表に示します。

プロパンガスの見分け方とメリット・デメリット

見分け方

  • ガスボンベがある

メリット

  • 災害に強い

デメリット

  • 都市ガスより料金が高い傾向がある

プロパンガスは災害復旧時、ボンベを個別に供給してくれるため、比較的早く復旧できる点がメリットです。
デメリットは、都市ガスより料金が高くなりやすい点があげられます。

一人暮らしのガス代を節約する方法

一人暮らしのガス代を節約する方法として、以下の3点を紹介します。

  1. お風呂で節約
  2. キッチンでの節約
  3. プロパンガスから都市ガスに変更

それぞれ見ていきましょう。

お風呂での節約方法

お風呂では、お湯を温めるためにガスを使用します。お湯を使用する量や時間を減らすことで、ガス代を節約することができます。

例えば、一人暮らしであれば、湯船にお湯を張らず、できるだけシャワーで、なおかつ短時間で済ませたほうが経済的です。逆に、大人数の場合は、シャワーよりお湯を張った方が節約につながることが多いでしょう。

お湯を張る場合は、張ったらすぐに入浴を済ませ、追いだき機能などガスを利用する機能の利用を避けることで、ガス代を抑えられます。また、節水機能のついたシャワーヘッドを導入することも、有効な節約方法です。

キッチンでの節約方法

キッチンでも、お湯を使う量を減らしたり、ガスコンロの火を使用する時間を減らすことで、ガス代を節約できます

例えば、料理中にお湯が沸いたらすぐに火を止めたり、お湯は使う分だけ適量沸かす、などの工夫でガスの使用を減らすことができます。

また、ガスコンロを使って料理をする際は、底が平らで大きな鍋ややかんを選ぶと、ガス代を節約できます。これは、大きな鍋ややかんが炎の熱を効率的に伝えるためです。

加えて、食器洗いの際は、使用するお湯の温度をできるだけ低くしたり、少量の水で洗い物ができる食洗機を導入することでも、ガスの使用を減らすことができます。

キッチンでガス代を節約する方法は、他にもたくさんあります。以下に具体的な節約方法の例を紹介するので、参考にしてください。

  • 蛇口のお湯の温度を下げて使う
  • 沸騰自動消火機能や調理タイマー機能のついたガスコンロを使う
  • 肉や魚をグリルで調理する際に、付け合わせの野菜も同時に焼く

すぐに実践できる部分から始めて、少しでもガス代を節約しましょう。

参考:東京ガス都市生活研究所「料理をつくる|ウルトラ省エネブック」

プロパンガスから都市ガスに変更する

ガス 一人暮らし 平均 プロパンガスから都市ガスに変更する

注) 詳細な供給エリアについてはこちらをご参考ください。供給エリア | 東京ガスネットワーク

プロパンガスは、一般的に都市ガスよりも料金が高額です。現在プロパンガスを使用している場合は、都市ガスに変更することで、ガス代を抑えられる可能性があります。 注)

ただし、現在プロパンガスを使用しており、なおかつ賃貸に住んでいる場合は、都市ガスへの変更は難しいでしょう。賃貸によっては、ガス会社の変更や指定ができない場合があるため、変更可能かどうか貸主に確認してください。

注)場合によっては、高額な初期費用がかかる場合があります。詳細な金額に関しては、各ガス会社へご確認ください。

一人暮らしの人が光熱費を節約したいなら電気とまとめる方法も

一人暮らしの光熱費のうち、大きな割合を占めるのが電気代です。総務省の家計調査によると、2023年の電気代、ガス代、その他光熱費、上下水道料金の平均は以下のようになっています。

一人暮らしの光熱費の種類

料金

電気代

6,726円

ガス代

3,359円

その他光熱費

720円

上下水道料金

2,239円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 」

ガスと電気をまとめ、セット割を活用することで光熱費のなかでも高額になりがちな電気代を節約できる場合があります。

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ご契約中の電力会社にお問い合わせいただき下記の番号をご準備のうえ、お申し込みください。

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注) 東京ガスの電気をご利用いただけるエリアは、以下の通りです。
東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 茨城県 栃木県 群馬県 山梨県 静岡県(富士川以東)
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注2)お申し込みいただき、条件を満たした場合に適用いたします。詳細は、ガス・電気セット割 をご覧ください

お申し込み手続き以外の面倒な切り替え手続きは原則不要!

注)お客さまの電気メーター設置状況や現電力会社との契約状況により、別途費用の発生や現電力会社へのご連絡をお願いすることがあります

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